引き戸を多用したことで、コンセントの位置に苦心
すべての画像を見る(全8枚)空間の有効利用を考えたら、引き戸の方がよいと考えていました。しかし設計時、困ったことが起こりました。引き戸にすると、壁の有効利用ができなくなるというデメリットが。
家づくりで、コンセントやスイッチの位置を決めるのは、間取りが決まってからです。筆者が家を建てたセキスイハイムの場合は、インテリアコーディネーターさんが、内装や照明と一緒に、スイッチやコンセントの位置についても考えてくれました。
インテリアの打ち合わせで、「引き戸を多用しすぎると、スイッチやコンセントをつける位置が制限される」ということを指摘されました。
わが家の場合、この段階で着工日が決まっていたため、間取りから考え直すこともできませんでした。結局、取りつけられる場所が限られるなか、時間的にも余裕もなくコンセントやスイッチの位置を決めることに。
実際に住んで困ったことは、光がもれること
引き戸のデメリットとして、気密性の低さがあります。断熱性・気密性が低い住宅の場合、冷暖房効率に大きな影響がでます。しかし、この点は気密性の高い全館空調の家なので、問題になりませんでした。
しかし、気密性の低さからくる廊下の光もれや、音もれについては、気になっています。とくに寝室を暗くした際に、写真のように廊下からもれる明かりが気になり、夜9時以降は、2階の廊下の電気を消した状態で、生活することになってしまいました。