5:長く続けられる趣味をもつ

ピラティス
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どんなに忙しくても、週に1度のピラティストレーニングは欠かせません。マンツーマンで始めた私に一緒にやりたいと申し出てくれたのは20年以上つき合いのある63歳のオーナー美容師さんです。彼女は60代になると極端に体力の低下を感じたそうです。このままでは、大好きな美容師を一生続けることができないかもしれない、体感を鍛えてアンチエイジングをしたい、とのことからでした。ということで、なんと美容室までトレーナーに来てもらい、トレーニングをしています。

ひとりでは、今日やらない理由をいくらでもつくることができますが、一緒にやる人がいるおかげで切磋琢磨して休むことなく2年間続いています。1時間のトレーニングが終われば美容室は再営業。女性がつるむとなにかと人間関係がややこしくなるケースもあるなか、ピラティスを一緒にやるだけの関係性から発展しないことが、なんとも楽ちんなのです。週に1度、わずか1時間ですが、その時間が1週間の張り合いになっていることも確かです。

自分の時間をつくって趣味や楽しみを育てていけば、老後のお小遣い稼ぎになる可能性だってあります。たとえマネタイズできなくても、歳を重ねてから「やりたいことが見つからない」と困ることもないでしょう。

50代最後の年だから言えること

今年59歳になりますが、戸建てを購入して大家さん業を始めることにしました。その理由が「不労所得を得る」という経済的な意味もありますが、決定的な理由は、「これやったら絶対に人生がおもしろくなるんじゃないか」という直感が働いたからです。「絶対におもしろいよね」と思っちゃったんです。どうしようもなく心がときめいちゃったんです。

もういい歳なんだし、「今さら新しいことを始めるのは難しい」なんて諦めるのはもったいないこと。おかげで、新しい知識をどんどん収集して吸収していこうとワクワクしています。

59歳というと、結構いい歳ですが、それでも今がいちばん若い時。やりたいことを先延ばしすれば、どんどんリスクが増えるだけだと思っています。何かを始めるに「遅すぎる」ということはありません。やりたいと思ったときがベストのタイミング。それを逃さないことも、50代には大事になってきます。