「キッチンにあって当たり前のもの」という固定観念を見直すことが、すっきり片づいたキッチンにつながるかもしれません。夫と2人の子どもと4人で暮らす、整理収納アドバイザー1級・hanaさんのケースです。炊飯器、トースター、コーヒーメーカーを手放してみたら、案外なくても困らないと気がついたそうです。詳しく語ります。

hanaさんのキッチン
キッチンに「なくても困らなかったもの」3つを紹介
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炊飯器をやめて「鍋炊飯」に。手入れがラクになった

炊飯器

スイッチ1つでご飯が炊けて便利な炊飯器。大体のご家庭にあると思います。ですが、内フタ・放熱板・蒸気口などパーツが多く、意外とお手入れに手間がかかります。また、炊飯器単体でも大きいですが、蒸気を発するので上側を開けておかなければならず、広いスペースが必要。

わが家もずっと使っていましたが、長年使用した炊飯器の買い替えを検討するタイミングで、以前から気になっていた「鍋炊飯」を試してみることにしました。

鍋炊飯

難しいと思っていた鍋炊飯。最初は水や火加減に多少苦戦しましたが、3回目でコツをつかんでふっくらおいしいご飯が炊けるように!

鍋炊飯用の鍋

鍋炊飯にすると、洗うパーツが鍋本体とフタだけになり毎日のお手入れがラクチン。キッチンもすっきり。予約炊飯できないことが心配でしたが、火を入れてから炊き上がるまで最短15分と速いので、慣れたら困ることはありませんでした。

鍋炊飯をはじめて3か月。炊飯器も一応キッチンの片隅に残していましたが、一度も使用することがなかったため、手放すことに。炊飯器をなくしたことで、キッチンを広く使えるようになり、炊飯器の細かいパーツのお手入れからも解放。むしろ快適になりました。

トースターをグリルで代用。プレートとアルミホイル使いがコツ

トースター

毎朝パンを焼いたり、グラタンを焼いたり、揚げものを温め直したり、トースターを使うと手軽で便利ですよね。でも、置き場所を取る上に、気づけばパンくずがたくさん落ちていたり、焦げついた汚れがなかなか落とせなったり、お手入れが大変なことが難点。

グリルでトースト

筆者はそれまで、パンを焼くのにトースターは必須と思い込んでいました。ところが、トースターが壊れたことをきっかけに「パンはグリルやフライパンでも焼ける」という情報を見て、試してみることに。すると、どちらも問題なく食パンを焼くことに成功。

現在は、グリルの方が両面いっぺんに焼けてラクなので、グリルを使用しています。グリルは、トースターと同じように、パンだけでなく、グラタンや揚げものの温め直しなどにも使えますよ。

グリルプレートとアルミホイル

注意点として、グリルの網はそのまま食材を置いて焼くとくっついてしまうことがあります。そこで、グリル用のプレートを置き、その上にシリコーン樹脂加工のアルミホイルを敷いて焼くと食材がくっつかず、汚れたらホイルを取り換えればいいので、お手入れが簡単ですよ。