エアコンなどで電気代などがかさむシーズンは少しでも節約したいもの。そこで今回は、元銀行員でFP2級の資格をもつ、ライター・谷ノ内真帆子さんの実体験を交えながら、ちょっとした節約術5選をご紹介します。
1:扇風機を賢く使う
まず、1つ目は暑さ対策に有効な「扇風機」の活用です。筆者の場合は、エアコンの真下に扇風機を置くことで、冷風が行き渡りやすくなり効果的でした。冷気が滞りがちなエアコン付近に、扇風機で風を起こすと部屋全体が涼しくなるのです。
エアコンの設定温度を28℃程度に抑え、扇風機で補助する使い方も実践しています。扇風機があれば、あまり温度を下げ過ぎずにすむので省エネにも。扇風機の位置を少し動かすだけでも、風の流れが変わり快適さが違ってきます。
夜はエアコンをつけたままで就寝していますが、扇風機を足元に向けて使うことで、夜の気になる暑さも軽減できています。
2:冷蔵庫のあけ閉めを最小限に
冷房と同じく、冷蔵庫もドアの開閉が多いと無駄な電力が多くなります。筆者の夫は、冷蔵庫の前を行き来するたび無意識にドアをあけ、食材をただながめるという日々が続いていました。ドアをあけても中身は変わらないのに…。
「冷蔵庫のあけ閉めを最小限に」という視点から見直したところ、食材のストックを棚に整理して把握しやすくしたり、次になにを取り出すか事前に頭に入れておいたりと、工夫ができることに気づきました。その結果、夫の冷蔵庫の開閉頻度が激減しました。
電気代の節約だけではなく、フードロスの削減にもつながり、一石二鳥だと感じています。
3:日中は室内の照明を最小限に
夏の日中は日光が強く、部屋の中が明るくなります。そんなときこそ、照明を最小限に抑えれば節約につながります。
以前は明るさを十分に確保しようと、部屋全体が明るくなるようにしていましたが、無駄が多すぎると気づきました。筆者の実践した小さな工夫は、日中の読書や家事などで部屋の明かりをつける際、ごく小さな明かりですませることです。
そこで、デスクランプなどの局所的な照明を使い、その周りの作業スペースだけに光を当てる方法にきり替えました。全体を照らす必要はなく、読書やパソコン作業くらいなら、狭い範囲の明かりで十分だったのです。
生活のスタイルをちょっと変えるだけで、照明の使用量が大きく減りました。