つい食べすぎてしまうもの1位は「甘いお菓子」
――道江さんの著書『あすけん公式 50代からの食べやせ術』では、『あすけん』ユーザーの方を対象にしたアンケートを実施しています。「つい食べすぎてしまうものは?」という質問では、「ケーキなどの甘いお菓子」という答えが1位でした。このような習慣を変えるにはなにが効果的でしょうか?
道江:ダイエット中に甘いお菓子を「まったく食べない」というのはなかなか難しいことだと思います。疲れたときやストレスが溜まったときに甘いものを欲するのは自然なことです。
適度に甘いものをとり入れながら、食生活を改善することが大切だと思います。甘いものをとり入れる際のコツは、適量(1日200kcal程度)を意識すること。また、BMAL1(ビーマルワン)という、脂肪をため込む働きをするたんぱく質の活動が弱まる15時前後に食べることです。
量を食べたいときは、寒天ゼリーやこんにゃくゼリー、ふかした芋や干し芋、甘栗、高カカオチョコレート、ココアなどがおすすめです。甘さも感じられる上に、不足しがちな食物繊維などの栄養素がとれます。無理のない範囲で、ヘルシーな食べ物に置き換えてみましょう。
果物も上手に取り入れればダイエットに役立つ
――書籍では「油=太ると思われがちだけど、良質な油はむしろ積極的にとったほうがいい」など、ダイエットにありがちな誤解を解説されています。このように、ダイエットの敵のようなイメージだけど、じつはそうじゃない! という食べ物や食習慣があれば教えてください。
道江:たとえば、果物も「太りやすい」と思われがちですが、上手に取り入れればダイエットにも役立ち、かつビタミンCや食物繊維などの栄養もとることができる食べ物です。
果物に含まれるビタミンやポリフェノール、カロテノイドには抗酸化作用があるほか、水溶性食物繊維や、摂りすぎたナトリウム(食塩)を排出する、カリウムなどの栄養素も補給できます。朝食に取り入れたり、間食を果物に変えたりするのもおすすめです。
モズク酢を使った簡単レシピ
道江さんの著書『あすけん公式 50代からの食べやせ術』(扶桑社刊)では、簡単でしかも栄養豊富なレシピがたくさん紹介されています。道江さんのとくにおすすめのレシピを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全3枚)●ちくわと大根サラダ モズクドレッシング
【材料(1食分)】
- ちくわ 1本
- カット野菜(大根サラダ) 60g
- ミニトマト 3個
- モズク酢 1パック
- いりゴマ(白) 少々
- ゴマ油 小さじ1/4
【つくり方】
(1) ちくわは輪切りにする。ミニトマトはヘタを取り、半分に切る。
(2) 器にカット野菜(大根サラダ)と(1)を盛る。
(3) モズク酢を汁ごと上からかけ、いりゴマをちらし、ゴマ油をかける。
道江さんの著書『あすけん公式 50代からの食べやせ術』(扶桑社刊)が現在発売中。おいしく食べて無理なくやせた人たちのインタビューや、栄養士考案の簡単レシピ、知っておきたい食べやせ知識などが満載です。