わが家のプラン紹介:門柱を玄関正面からずらし視線をカット

門柱と玄関をずらした事例
筆者の家の玄関回り
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今まで、門柱の位置やタイプについて基本的な解説をしてきました。先に述べた内容を踏まえると、機能性とコストを取ると玄関近くに機能門柱を設置するのが一般的です。

しかし、玄関ドア近くに門柱を設置すると、インターフォンが鳴ってドアをあけると、目の前に人が立っているという状況になってしまいます。その状況を解決するにはどうしたらいいのか? 一例として、筆者の家のプランを紹介します。

配置図

上は、筆者の家の配置図です。門柱の位置を玄関正面からずらすことで、すぐにドアをあけると、目の前に人が立っているということを回避できています。

こうすることで、インターフォンの位置から室内は見えません。また、玄関ポーチを降りたすぐのところにポストもあるので、使い勝手もいいと感じています。

じつは筆者の場合、敷地が変形地でいびつな形をしているために、駐車スペースや駐輪スペースの確保などを考慮し、現在の位置にしたという経緯もあります。

外構は、そこに住む人のライフスタイルだけでなく、土地や建物の形状によって大きくプランが変わってきます。新築外構は工事が着工してからプランを考えることが多く、時間的な余裕がない傾向があります。

しかし、外構プランによって、その後の満足度は大きく変わります。ですから、家の間取りを考えるときと同じぐらいの熱量で、しっかりシミュレーションして、考えるようにしてもらえたらと思います。

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