普段持ち歩いてるものを、非常時に機能するものに替える

タープがあれば、体温を確保でき休息も取れる簡易シェルターをつくることもできる
タープがあれば、体温を確保でき休息も取れる簡易シェルターをつくることもできる
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EDCづくりのコツは、とにかく常時携帯するのが億劫にならない程度のサイズにおさめること。そのためには思い切って中身を省かなければならない。

非常事にこのEDCで快適に過ごそうなんて考えると、あっという間にサイズが膨れ上がってしまう。ないよりはマシ、これだけだと心細いし、実際つらいだろうが、命だけは守ることができる道具に絞り込む。

小さなバッグに収まるものだけでは、当然たりないこともある。そこで、普段持ち歩いているものを非常時にも機能するものに替えるのが有功だ。

ペットボトルの代わりに浄水機能のついた水筒を携帯する、スマホの予備バッテリーを災害用のものに替える、保温材や燃料用に新聞や雑誌を買って持ち歩く癖をつけるなど工夫すれば、普段使いのもので非常時に備えることができる。

私がEDCポーチのほかに持ち歩いているもの。左から、モバイルバッテリー、おやつ兼非常食、新聞紙
私がEDCポーチのほかに持ち歩いているもの。左から、モバイルバッテリー、おやつ兼非常食、新聞紙

先にも触れたが、私がEDCポーチ以外に持ち歩いている、常時と非常時両方で活用できるものは以下になる。

・モバイルバッテリー

スマートフォンの充電用だが、これはライトがついているので、光ももたらしてくれる。

・非常食

おやつは非常食になるので、必ずバッグになにかしら忍ばせておく。

・新聞紙

なにかと便利。体に巻けば暖かいし、燃料にもなる。雑誌を1冊持っていてもいいだろう。

応急処置用品も欠かせない
応急処置用品も欠かせない

・応急処置用品

そのほかに、傷口に貼る絆創膏や止血用のガーゼ、包帯など、簡単な応急処置用具も持ち歩いている。

実際、常時と非常時のライフスタイルのギャップが少ないほど、危機管理がしやすい。非常時に死なないために最優先すべきは体温確保、水と食料は二の次でOKだ。このことを参考に、命に関わるものを優先して、EDCを選ぼう。

災害からテロ、ミサイル攻撃まで まさか!?の非常事態で「死なない技術」』 (扶桑社ムック)では、もしものときに役立つ「死なないための基礎知識」「死なないための技術」そして、実際の非常事態を想定した「死なないための行動術」を紹介しています。

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