現在放送中のサスペンスドラマ『Re:リベンジー欲望の果てにー』。人間だれしもがもっている“欲望”がテーマの作品で主人公を演じる、赤楚衛二さんにインタビュー。役に向き合ううえで大切にしていることや、今後の見どころなどについてお聞きしました。

赤楚衛二さん
赤楚衛二さんにインタビュー

赤楚衛二さん「プレッシャーを感じながら、台本を読んでいます」

巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が発生。登場人物たちの“野心”と“復讐心”が入り乱れ、人間の内に秘めた“欲望”がむき出しになっていくサスペンスドラマ『Re:リベンジー欲望の果てにー』が放送中。

本作で「天堂記念病院」の理事長の息子・天堂海斗を演じているのが赤楚衛二さん。海斗は父親との仲たがいが原因で医師にはならず、週刊誌の記者として働いていました。ところが、父親が倒れたことから、海斗は父親の真意を知ることに。やがて、父親が不審な死をとげ、自らも事件に巻き込まれた海斗は、病院に隠されたさまざまな問題や、理事長の座を狙う強大な敵と戦うことを決意します。

「このドラマでは、人が自分の器の範囲を超える欲望を抱いたときに起こる言動が生々しく描かれています。普段、僕たちは欲望にフタをして生きていると思いますが、そういった欲望の生々しさがさらけ出された脚本に圧倒されました。話の展開が早く、スケールもどんどん大きくなっていくので、『ここまでやるか!』とプレッシャーを感じながら、台本を読んでいます」

熱量のある野心を抱えつつ、現場で生まれる空気感を大事に

これまで、ピュアな青年や人懐っこい年下キャラ、硬派だけれど天然といった役柄を演じ、人気を博してきた赤楚さん。本作では、愚直ながらも無鉄砲な一面をもち、物語が進むにつれて激しく心が揺さぶられ、少しずつ人生が狂い始める主人公というシリアスな役に挑戦しています。

「海斗も野心や復讐心など、人間だれしもがもっている欲望を抱えています。そのなかで、父親が築き上げてきた大切なものを取り戻すために、権力争いに巻き込まれながら、病院で起きた事件を追っていきます。監督やプロデューサーさんからは、経験から感じとったことを積み重ねて、変わっていく海斗を演じてほしいと言われました。僕としては、熱量のある野心を抱えつつ、現場で生まれる空気感を大事にしながら海斗を演じています」

ライバル関係も大きな見どころ

錦戸 亮さん演じる、優秀な心臓血管外科の医師・大友郁弥(ふみや)と海斗のライバル関係も、今作の大きな見どころ。父親が事件に巻き込まれたタイミングで突如現れた郁弥を海斗は怪しみます。また、海斗の恋人だった、天堂記念病院の小児科で働く看護師・朝比奈陽月(ひづき)(芳根京子)も、海斗と郁弥、そして、周囲の入り乱れた欲望に大きく揺さぶられていくことになり…。

「海斗と郁弥はもっているものがすべて違いますが、野心をもっている点は同じ。なにを考えているのかわからない郁弥に対して、海斗がどう攻めていくのか。2人が対峙(だいじ)するところが物語の大きなターニングポイントになると思います。作品のテーマは“人間の欲望の果て”。欲望を存分にさらけ出していくので、ゾクゾクしながら観てください」

 

木曜劇場『Re:リベン『Re:リベンジ-欲望の果てに-』

毎週木曜 夜10時
フジテレビ系 全国ネット放送中

https://www.fujitv.co.jp/re-revenge/