2.家事ラク&冬も湯冷めしない脱衣室
すべての画像を見る(全10枚)次に紹介する1.5畳の間取りは、1階の脱衣室です。
脱衣室は、洗面所兼ランドリースペースと、浴室の間にあります。小さなスペースですが扉をつけてひとつの「部屋」としたことで、メリットがたくさんありました。
引き戸を閉めれば、脱衣所は完全に遮断された状態に。ですから、入浴前後で着替えているときに、だれかが隣の洗面所を使っても気になりません。プライバシーもしっかり守れます。
また、隣の洗面所兼ランドリールームとの動線がコンパクトなので、洗濯もとてもラクです。
この1.5畳の脱衣室には、幅がピッタリの衣装収納(じつは前のアパートで使っていた食器棚)が入っています。ランドリールームで洗濯を終えた下着類やタオルを、この衣装収納に収納。
1.5畳あると、この衣類収納を置いても、それほど狭さは感じません。浴室から出たときも、着替えがスムーズにできます。
じつは筆者が、1.5畳という「狭さ」の恩恵を、いちばん感じるのは冬場。筆者宅の脱衣室には、床暖房を採用していて、あっという間に暖まるからです。
筆者には2人の小さな子どもがいます。子どもたちと一緒に入ったあとに、体をふいて服を着せるのは大変。なかなか言うことを聞いてくれないので、時間もかかります。もし、床暖房を採用していなかったら、大人は体が冷えてしまったことでしょう。
しかし、床暖房のある1.5畳の脱衣室は、こういった湯冷めとは無縁です。また将来、高齢になったときに心配なヒートショックも防げます。暖まりやすい脱衣室はすべての人にとってうれしい空間だと思います。