3:相手がしたくれた家事に対して、文句は言わない

毎回お礼を言うことに加えて、さらに「文句は言わない」もポイントです。改善してほしいことがあっても、よっぽどじゃなければ伝えません。もし意見を求められたらそのときだけ、柔らかく伝えてもOKだと思います。しかし、文句やダメ出しは避けることに。

自分がつくる料理に家族からダメ出しされたら、やる気なくなってしまいます。相手にされて嫌な事はしないほうがいいです。それより感謝の気持ちで、たまに失敗もあるよね、とおおらかに接する。気持ちよく相手がやってくれることの方が、将来的にお互いハッピーだと思っています。

もし、自分がどうしても譲れないこだわりがある場合、それはこだわりが強いほうが役割を全部担うのがベターです。たとえばキレイ好きでホコリが気になる夫と、気にならない妻がいるなら、気になるほうが担当したほうがうまくいくと考えます。

4:家事を夫婦で分担することを、先送りしない

老後もずっと夫婦二人で過ごす時間は続くもの。しかし、家事を担う妻がいつまで健康でいられるかわかりません。家事シェアについて、早いうちにある程度分担して「家事は2人でやるもの」と認識を変えていくのは大事だと思います。そうしないと自分になにかあった場合、残された夫も困りますよね。

また、家事をしない夫は、定年退職した後、家に居場所がないという場合も。仕事を分担しておくことで、退職後も家にいる理由ができますし、必要な存在であり続けられます。

たとえば「昼ごはんは夫がつくる」など、家にいても家事してくれるならとても助かりますよね、今すぐは無理でも、いつかは家事を分けられるように少しずつ進めてみませんか。

2人の居場所は2人でつくる、そんな心がけがあれば、この先の長い人生を円満にすごせるのではないでしょうか。

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