夜になると38℃の熱。働き続けても夫は助けてくれず

疲れ
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退院後も、幸恵さんは時短勤務にするどころか、休むことなく働き続けました。

「正直、自分でこの生活スタイルを崩したら体がもたないなっていうのは感じていました。夫に『休んだら』って言ってもらっていたら休みたかった。けれど、現実は見て見ぬふり。家計に入れるお金が減ってしまうことの重大さを本人がいちばんわかっていたんだと思います。私の体を心配してくれることは一切ありませんでした」

そんな幸恵さん、今度は夜になると38℃の熱が出て、リンパが腫れる症状が数週間続きました。

「昼間は治まっているんです。薬を飲みながら、会社へ行って、夜リビングに倒れこんでいることを夫はわかっているのに家事や育児を代わってくれたりはしない。『大丈夫?』って一応聞いてくるから『しんどい』っていっても『そっか』っていってゲームを始める。産後のときと一緒ですよね。私は嫌なことは忘れていくタイプだけれど、さすがにこのときはつらくて当時を思い出し、もうレスをどうとかいうレベルの話は終わってしまった感じです」

その後、幸恵さんはリンパ節の病気であることが判明しました。

「これが現実」転機になった夫の単身赴任

単身赴任
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このような生活が続いたある日、突如として夫が転勤を言い渡されて単身赴任することに。幸恵さんと娘は名古屋の自宅、夫は都内で単身赴任生活をすることになりました。

心の距離だけではなく、物理的な体の距離まで離れた二人。そして単身赴任先では案の定、夫はうまくやっていけず…。幸恵さんの苦労についてはまた次回。

◆次回のお話はこちら!

「夫がいないほうがいい」と気がついてしまった夜:セックスレス・幸恵さんの場合3

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