副菜を準備するのを忘れた! というとき役立つのが、冷蔵庫にあるものでつくれる蒸し野菜。
「野菜のもち味がギュっと凝縮するから、生野菜やゆで野菜とは違ったおいしさが引き出せますよ」と話すのは、料理研究家の小林まさみさん。フライパンでつくれ、しかも味つけはポン酢なので、失敗知らず。なんならレシピを見る必要もなく、ささっとつくれます。
ここでは蒸し野菜がおいしくなるコツを教わりました。
小林まさみさん直伝。失敗しない「フライパン蒸し野菜」のコツ3か条
ただでさえ簡単な蒸し野菜ですが、この3か条があれば、さらにラク、絶対に失敗なし!
(1)野菜の大きさは切りそろえる種類の違う野菜も、これで火のとおるタイミングが一緒に。
(2)野菜に先に酒をふってから、火をつけるフライパンに野菜を広げたら、火を入れる前に酒を全体にふる。フタをしたら、初めは中火、蒸気が経ったら弱火にして蒸します。
(3)味つけは器に盛ってから野菜がしんなりしたら火を止めます。味つけは、器に盛ってからポン酢しょうゆで。
この3か条でつくる副菜はこちら!
●さっぱりといくらでも食べられる! 「モヤシとニラ蒸し」
すべての画像を見る(全4枚)1)モヤシ大1袋、5cm長さに切ったニラ1束をフライパンに広げる。
2)酒大さじ2をふり、4~5分蒸す。
3)器に盛り、ポン酢しょうゆを適量かける。
●少しくずれたトマトがソース代わり「ズッキーニとトマト蒸し」
1)7mm厚さの輪切りにしたズッキーニ小2本、ミニトマト10個をフライパンに広げる。
2)酒大さじ2をふり、4~5分蒸す。
3)器に盛り、ポン酢しょうゆ適量とオリーブオイル適量を混ぜてかける。
●おろしタマネギが味の引き締め役「ナスとオクラ蒸し」
1)ナス4個は縦四等分に切り、水にさらす。オクラ10本は塩でこすって洗い、縦半分に切る。
2)フライパンに広げて酒大さじ2をふり、6~7分蒸す。
3)器に盛り、ポン酢しょうゆ適量とタマネギのすりおろし適量を混ぜてかける。
●さっぱりポン酢にゴマ油でコク出し「レタスと豆苗蒸し」
1)ひと口大にちぎったレタス1個、ざく切りにした豆苗1/2パックをフライパンに広げる。
2)酒大さじ2をふり、4~5分蒸す。
3)器に盛り、ポン酢しょうゆとゴマ油を混ぜてかける。
『レシピがなくてもごはんはつくれる』(扶桑社刊)では、今回ご紹介したような、レシピを見なくてもつくれる簡単料理が満載! 連休で疲れててもつくる気になる、手順がシンプルな料理が満載です。ぜひチェックしてみてください。