効率的に部屋を整える・ものを捨てるためには、目標の設定も肝心

脱衣所
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「部屋を整理するためには、まず『1か月以内にリビングを片づけよう』などの大軸となる目標を立て、それから『1か月以内にリビングを生まれ変わらせるためには今週までに〇〇をしよう』などと小さく“やるべきこと”を区切っていくと、無駄が生まれにくくなります。自分にとってやりやすい方法やラクだと思う方法を目標設定から把握していくイメージです。この作業からも、思考の整理や自分を知ることの大切さを実感することができました」

団地の部屋

逆におすすめしないのは、別の場所を同時進行で行うことなのだそう。

「たとえばクローゼットの中の掃除をして、途中で洗面所の掃除をして、リビングにも手をつけて…と少しずつ並行していろいろな場所の片づけを行うと、リビングを片づけている間に、少し前に手をつけたクローゼットがいつのまにやら散らかっている…という事態にもつながりかねません。成果や効果を目や肌で実感しやすくするためには、部屋ごとに区切るのが自分に合っていました。自分にとって必要なものだけを残す作業を一度行ってしまえば、あとは必要なときに必要なものがすぐに手に取れる状態になり、掃除もしやすくなります」

まずは思考を整理したうえで片づけを習慣づけていくことが、シンプルにすっきりと暮らすための第一歩となるのですね。