ニュースをにぎわせる、著名人の浮気や不倫。とはいえ、普通の生活を送る人たちにとっても他人ごとではありません。

ここでは、夫の浮気はどうやって見抜くのか、もし夫に浮気されたらどうすればいいのかといったことを、夫婦問題カウンセラーとして約7000人のカウンセリングを行う高草木陽光さんと、ワインバーの店主で執筆活動も行う林伸次さんに教えてもらいました。

浮気を心配しているイラスト
もしも浮気されたら…

夫婦のモヤモヤ:もしも夫に浮気されたら? 冷静に判断し、毅然とした態度を

●高草木陽光さんのアドバイス

浮気しているかもというとき、どう対応するかは、自分がどうしたいかによって変わります。浮気とわかったら、離婚したいのか、浮気相手に慰謝料を請求したいのか、それとも、これまでどおりやっていきたいのか。

離婚を有利に進めたい、慰謝料を請求したいといった場合は、しばらく泳がせ証拠をつかむ方法もあります。ただ、これまでどおりやっていきたいなら、突きつめない方がいいことも。はっきり知ることで深く傷つき、忘れられなくなってしまいます。

結婚生活を守るには、まずは冷静に判断し、毅然とした態度でいることが大切です。

・離婚するかしないか、まずは自分の気持ちを整理しておこう ・裏切られた傷はなかなか癒えないもの。はっきりさせないのも自分を守る手段

●林伸次さんのアドバイス

怪しいと思ったら、早めにはっきりさせた方がいいと思います。夫のスマホを勝手に見るのはやりすぎですが、こそこそスマホのチャットばかり見ているとか、特定の女性の話をしょっちゅうするとか…。

そんな怪しい行動を見つけたら、「気になるからやめて」「浮気してないよね?」などと、早い段階でクギを刺しておけば、夫もヘタなことはできないと感じるはず。

男性は最初の浮気に抵抗があっても、2回目以降はハードルが下がり繰り返してしまうもの。深みにはまる前に、「簡単には浮気できないぞ」と夫に思わせることが大切です。

・早めにはっきりさせてクギを刺せば、浮気防止にも

●浮気しやすい、しにくい男性の傾向は?

<浮気しやすい傾向の男性>

・単身赴任や出張で離れて暮らす時間が長い
・家計は夫婦別財布
・残業や深夜帰宅など、仕事柄、帰宅時間がバラバラ
・臨時収入がある
・飲食代を仕事の領収書で落とせる

<浮気しにくい傾向の男性>

・電車好き、レコードの収集癖がある、文学や映画が好きなど、10代や20代からの趣味を30代40代になっても続けている
・理系で女性とのコミュニケーションが苦手(ただしお金が自由になると風俗通いの可能性も)