●手の届かないところはハタキが大活躍
すべての画像を見る(全10枚)母屋と離れ、2つの家の管理は重労働。手の届かないところまできれいにするために、道具が必要になります。そんなときもハタキを手づくりするのが伊藤さん流。ちなみに庭の枝打ちも、切り落とした枝を運ぶのも自分たちで。「体力がいりますが、とにかく体を動かします」。
こちらが手づくりのハタキ。庭の笹に古い襦袢や使わなくなったストールなどを細く裂いてくくりつけています。「廃品も大切に再利用しながら、使いやすい形に仕上げました」
●手づくりのミツロウワックスは家のお手入れに欠かせません
近くの養蜂家の方から格安で譲っていただいたミツロウにオリーブオイルを加えてつくるオリジナルのワックス。建具も家具も廊下や柱も、乾いた布にワックスをつけてこするだけでピカピカになります。「家具用ワックスって、買うと高いんですよ! うちはこれで十分です」。
この大きな塊がミツロウです。3gほどを削り取って、20mlのオリーブオイルと一緒に小鍋で温めて溶かすだけでワックスができ上がります。
●レモンの皮も捨てる前にひと仕事!
柑橘の皮だって、捨てる前にひと働きしてもらいます。クエン酸が含まれているので、水アカ取りに最適! チョイチョイと蛇口やシンク回りをこするだけでツヤツヤに。そのあとは、しっかり水ですすぎ洗いします。
年齢は取材当時のものです
『これからの暮らし by ESSE vol.06』では、今回紹介した以外にも、60代以上の暮らし上手さんの「ものの持ち方 手放し方」、後悔しない「終の棲家(すみか)」の選び方、若々しい肌&体をつくる「整え」美容、村上祥子さんの 冷凍パックごはんなど、暮らしに役立つ情報が満載です。