年を重ねれば重ねるほど、ものを減らして、すっきり軽やかに暮らしたい。そう考える人が増えています。あっこたんの愛称でおなじみの人気インスタグラマー・金子敦子さんもそのひとり。ブログをきっかけにおしゃれが仕事になり、気づけばクローゼットがパンパンになるほど洋服が増えてしまったそう。60代になると生活や意識が変わり、服を3分の1に減らしたそうです。どうやって減らしたのか、金子さんの判断基準を詳しく教えてもらいました。
「軽さ」を基準にして厳選したら、フットワークだけでなく気持ちも軽やかに
すべての画像を見る(全4枚)「軽さ」を意識したきっかけは登山だったそう。
「もともと身につけていて心地いい服や、日用品でも扱いのラクな軽いものが好きでしたが、転機は3年前に再開した登山。山では、身につけているものが軽いほど、疲れにくく体がラクなのを実感し、『普段、身につけるものも1gでも軽くしたい』と思うようになったんです」
●重さが行動のブレーキに!?
60歳になってスポーツ自転車に乗り始めた金子さんは、軽量化がさらに加速中。身につけるものだけでなく、荷物もぐんとミニマムに。
「服や小物が軽くなったら、足取りも、フットワークも、気持ちまでふわりと軽くなって。私にとって重い服や小物は、知らぬ間に行動のブレーキになっていたことに気づいたんです」
【金子さんの持つ/手放すヒストリー】
30代:引っ越しを機にものを見直し
出産後に住んでいた3LDK・88㎡の部屋はものがあふれていたが、38歳で1LDK・52㎡の部屋に引っ越し、大幅に手放す。
40代:夫の転勤で沖縄に。家の広さに比例してものも増える生活に
家が広かったので家具や楽器、キャンプ道具などを購入。娘の服やオモチャ、絵本なども増えていった。
50代:ブログをきっかけに服が増える生活
それまであまり持っていなかった服が徐々に増え、気づけばクローゼットがパンパン。
60代:「軽さ」基準でものを見直し
生活や意識が変わって服を約3分の1に減らし、クローゼットがすっきり。下着は同じもの
を枚数を決めて持ち、増やさないように。