反り腰が解消し、自律神経が整う「自力整体」

矢上真理恵さん
矢上真理恵さん
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リモートワークやスマホの普及で、同じ姿勢をとっていると、筋肉が固くなり、あちこちに痛みが生じます。もちろん整体に行くのもいいですが、昨今、人の手を借りずに「整体施術のプロの技法」を自分で行える「自力整体」が話題です。今回、多くの女性が悩んでいるという反り腰について、矢上真理恵さんに教えてもらいました。

●反り腰を自力で治す!プロ直伝のメソッドとは?

すごい自力整体』(ダイヤモンド社刊)を上梓した矢上真理恵さんも、かつては多忙な日々をおくり、心身のバランスを崩して動けなくなったと言います。

「かつては私も『冷たくて硬く、ゆがんだ体』を引きずりながら生きていました。そんな私が自力整体の指導者になったのは、鍼灸師・整体治療家である父・矢上裕の教えるメソッドに救われたからです」

全身のさまざまなワークを紹介している本書から、今回、女性の多くが悩む「反り腰」を解消するワークを紹介します。

(1) 腰を丸めて床に両手をつく

腰を丸めて床に両手をつく
ひじは床につかなくてもOK

両足を少し外側に開いてしゃがみ、腰を丸めて両手を床につく。

(2) お尻を上下にバウンド

上下にバウンド

上下にお尻を数回バウンドさせる。

【POINT】

お尻

そって緊張している腰を丸めて刺激して、腰の緊張をほぐします。

●自力整体を行うと熟睡できる

自力整体は、「夜に行うのがおすすめ」と矢上さんは言います。

「理由は、終了後、筋肉がほぐれて体が脱力するため、心地よい眠気に誘われ、熟睡できるから」とのこと。

「これは、体を休ませる働きをする自律神経『副交感神経』が優位になるためです。自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経とは、日の出とともに活発になる神経。副交感神経とは、日没後に活発になる休息のための神経です。眠りが浅い人、何度も目が覚めてしまう人は、この自律神経の切り替えのリズムが乱れている可能性があります。生徒さんの多くは、自力整体をおこなった夜は熟睡できて、特に夜中のトイレの回数が減ったり、朝まで一度も目覚めなかったという声は多いのです」

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反り腰が解消し、自律神経が整う「自力整体」。お尻を上下に揺らすだけ