カレーやスープに入れると、コクとうまみがアップすることでおなじみの「あめ色タマネギ」。つくるのが大変そう…と思う人も多いのでは? 

じつはコツさえ覚えれば簡単! ESSEが注目する料理家の橋本彩さんに、放っておくだけで簡単につくれる方法を教えてもらいました。

あめ色タマネギ
「ほったらかし」で完成するあめ色タマネギ
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あめ色タマネギが約15分で完成!「ずっと中火」「かき混ぜない」がポイント

あめ色タマネギは、コンロの前につきっきりになり、弱火でじっくり、たっぷりと時間をかけて炒める。そんなイメージがありますよね。つくり方を覚えれば、コンロにつきっきりになることなく15分で完成します。炒め続ける作業がなく、ほかの料理をつくりながらできるので、「あめ色タマネギ=めんどくさい」のイメージがなくなりますよ!

●あめ色タマネギのつくり方

【材料】
・タマネギ 大2個
・塩 小さじ1/3
・オリーブオイル 大さじ2
・水 大さじ2杯

【つくり方】

あめ色タマネギ

(1) タマネギは皮をむいて半分に切り、繊維を断ち切るように包丁で薄くスライスします。これを火にかける前のフライパンに入れ、塩とオリーブオイルを入れて全体を混ぜておきます。

あめ色タマネギ

(2) (1)を中火にかけて1~2分炒めたら、フタをして4分ほど蒸し焼きにします。

あめ色タマネギ

(3) タマネギの色が透きとおってきたら、ヘラなどでフライパンの底にできるだけ薄く広げます。

あめ色タマネギ

(4) フタをせず中火のまま3~4分放置し、フライパンの底からタマネギの糖分が焦げてキャラメリゼされていくのを待ちます。

あめ色タマネギ

(5) 焦げ目がついたらこぞぐように全体を混ぜ、水を大さじ1杯加えて水分がなくなるまで炒めます。

あめ色タマネギ

(6) (4)~(5)をもう一度繰り返し、好みのあめ色になれば完成です。

火加減はずっと中火です。タマネギを広げて放置したら、かき混ぜるのをグッとこらえて、底に香ばしい焼き色がつくのを待ちましょう。よりコク深いあめ色タマネギをつくりたい場合は(4)、(5)の作業をもう一度繰り返してくださいね。

あめ色タマネギ

小分けにして冷凍しておくと、使いたいときカレーやスープに手軽に使えて便利です。これにコンソメスープ、バゲット、とろけるチーズをプラスすればオニオングラタンスープも簡単にできますよ!