旅行をラクにするパッキングのコツ
国内外の旅行やお出かけ記事を多く手がけている佐藤望美さん。パッキングのコツは、分類しすぎず、隠しすぎないこと。
「服、下着類、小物というふうに小分けにはしません。種類ごとにいくつも収納ケースを用意して分散させると、いちいちとり出す手間がかかるからです」
●コツ1:1日目、2日目など「使うタイミング」でケースを分ける
佐藤さんのパッキングは、とてもシンプル。ホテルにチェックインしてその日のうちに使うものをすべてまとめて同じケースに入れるというやり方です。
「着替えの下着、化粧品、歯ブラシ、メガネ、充電器などをひとつにまとめておきます。集約しておけば、チェックイン前後にバタバタしていてもこのケースだけあければOK。2日目以降も同じです。着る予定の服や靴下などをセット化してまとめておきます」
すべての画像を見る(全5枚)ものの種類や使う人でわけずに、使う日ごとに分類。これなら、客室で荷物をすべて出して整理しなくてもすむし、その都度必要なものを探す手間も省けます。
必要なものが一目で見渡せて、ワンアクションで出せる。パッキングは収納と同じだと佐藤さんは考えているそうです。
「観光旅行の場合は、チェックインして荷物だけ置いたら外に出っぱなしということもあると思います。客室に戻ってゆっくり荷物を整理する時間がなくても、とりあえずすぐ必要なものに最小の手間でアクセスできて便利です」
●コツ2:使用ずみ衣類は「洗濯」「洗わない」に分けてケースへ
使い終わった衣類をしまうときは、ざっくり分類してパッキングしていきます。
「使い終わった衣類と、ストールなどの小物や使わなかった予備の服・下着でわけておきます。荷づくりの段階であらかじめわけておけば、帰宅後はなにも考えず汚れものをドサッと洗濯かごに入れられてラクです」
ケースの代わりに、洗濯ネットを持参して使用ずみ衣類を入れていくのもおすすめだそう。