将来、子どもがお金で困らないために、家庭でのマネー教育は必要不可欠。小学生の間にやっておくべきことを、ファイナンシャルプランナーユニットのキャサリン&ナンシーさんに教えてもらいました。

関連記事

パックンさんが語る「子どもの金銭感覚」の磨き方。どうしても欲しいものがあったら?

子どものマネー教育「小学生編」

小学生
マネー教育は早ければ早いほど◎
すべての画像を見る(全6枚)

小さい頃から、親子でお金の話をする習慣づけが大切。おこづかいで計画的な買い物の実践も。

●小学生で身につけるべきお金の基本

・お金は「ありがとうのしるし」だと理解する
・お金は道具であり使い方がある
・お金には限りがあることを知る

まずはお金の意味を理解することから

小学生で教えておきたいのが、お金の意味。「『お店でアイスを買うとき、自分でつくれないアイスをだれかがつくってくれたことにありがとうって思うよね。そのしるしに渡すのがお金』と身近な例でお金の価値を伝えて」とナンシーさん。以下(ナ)

そして、お金は道具。「お金をどのように使って、なにをしたいか、子ども自身に考えさせましょう。また、欲しいものをなんでも買うのではなく、ときに我慢もさせて、お金には限りがあることをしっかり話して」とキャサリンさん。以下(キ)

●STEP1:親子でおこづかいの額を決める

おこづかいイラスト

おこづかいは、お金の管理の勉強に最適。「最初はお菓子代など使い道を限定し、『週に何個お菓子を買う?』などと聞きながら、一緒に額を決めましょう。徐々に、文房具代や交通費にも範囲を広げて上乗せを」(ナ)

●STEP2:“欲しいもの”と“必要なもの”を分ける習慣をつける

必要なものイラスト

「身近なものを例にして、『鉛筆は欲しいもの? 必要なもの?』と聞き、区別させて」(キ)。 

欲しいものイラスト

欲しいものばかり買うと、必要なものが買えなくなることを学ばせることが大切。

●STEP3:レシートをもらう習慣をつけて3か月ごとに振り返る

レシートイラスト

おこづかいで買い物をしたら、レシートを預かり、親子で3か月ごとに振り返りを。「『7月はカードゲームを500円分買ったね。楽しめた?』と聞き、満足度が高かったかを考えさせましょう」(キ)

お年玉をもらったらお礼を兼ねて買ったものを報告しよう

お年玉でなにか買ったら、報告もセットに。「相手が喜ぶ姿もまた、お金の使い方を学ぶきっかけになります。残りはATMに行き、子ども自身に入金をさせましょう」(ナ)