●家電や家具に汚れ防止のカバーを載せるのをやめた

テーブルクロス
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固定電話の上にレースの布をかぶせたり、ゲタ箱やダイニングテーブルの上にビニールのレースの布を載せたりするのもやめました。もしかすると、わが家だけかもしれませんが、これもじつは面倒だと気づきました。

テーブルもゲタ箱も電話も、布やビニールのレースをかぶせていると、傷や汚れ防止にはなります。ですが、年齢を重ねるにつれ、その布やビニールのレースの手入れをサボりがちに。また、「なにかを載せていれば汚れない、大丈夫」というような妙な安心感に頼って、本体(テーブルやゲタ箱の上や電話)の掃除もあまりしなくなりました。

こうなると、いつも、テーブルもゲタ箱も電話もぼや~っと汚れている状態になります。私が元々ズボラだったうえに50代にさしかかって何事もおっくうになったため、ますますその傾向が強くなってしまいました…。若い頃は頑張れたのですが、私には「かぶせて汚れ防止」というやり方は向いていないと分かりました。

テーブル

そう気づいて外したのが、50代の初め頃です。最初は、こんな私がマメに本体を掃除できるかな? と案じたのですが、カバーがないことでかえって掃除しやすくなりました。また、なにもかぶせていない方が、見た目にもすっきりして喜んでいます。ちなみに、今も義母のために固定電話は置いてありますが、布がない方が埃も取りやすく、前よりキレイです!

●年齢とともに手に負えないことを見直してみる

50代以降の暮らしをラクに。快適に。今まで当たり前にしていたことをやめるのには勇気がいりますが、やめてみたら案外そんなことは忘れてしまうものです。やめた方がラクだと気づくからでしょうね。

大事にしていた、流行っていて楽しんで使っていた、でも、今の私には手に負えなくなっている。「たぶんあれはない方が手入れがラクだろうな…」と思っているものがあったら、一度やめてみるのはいかがでしょうか。それが私のように、籐のカゴだけとか、レースの布だけとかだったら、そんなにハードルは高くないと思います。

私も引きつづき、見直していきます。いっしょに、ラクで気持ちいい暮らしを目指していきたいですね。

 

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