●ゆっくりと過ごせる時間にケンカはもったいない
――忙しい日々を過ごされていると、仕事と家事の両立など難しい部分はあるかと思います。貫地谷さんは、家事はお好きですか?
すべての画像を見る(全6枚)貫地谷:料理はわりと好きですね。いい気分転換にもなりますし。でも洗濯は苦手なので、無心でやります(笑)。先日、どうしても時間がなくてシーツを洗濯屋さんに出したら、驚くほどパリッとした状態で届いたので、もうこれからはお願いしちゃおうかなと。便利なものやサービスの手を借りてもいいと気づいたら、すごくホッとしました。
――ご主人の家事力はいかがですか?
貫地谷:うーん、あまりやらない代わりに一切文句も言わないのでいいとしています。私はいったん帰宅しちゃうと外に出るのがイヤで、夫に買い物を頼むことも多いのですが、「いいよ」ってフットワーク軽く行ってくれるところはありがたいです。
――それはすてきですね。ちなみにケンカをされることはあるのでしょうか?
貫地谷;ほとんどないですね。せっかくゆっくり過ごせる時間にケンカするなんて、もったいない。もちろん、脱ぎっぱなしの靴下を発見したら「ピピー」って警告して、片づけるまでしつこく言い続けますけれど(笑)。
●演じることで新しい自分と出会える
――今回の作品への出演をとおして、夫婦のありかたを考えたりしましたか?
貫地谷:「認知症になったらどうする?」みたいな話はしました。一応、お互い支え合っていこうね、という結論になりまして。支え合うのはもちろん、叱ってくれる、注意し合える間柄でもありたいと話しているんです。好きな人と結婚するって、すごく大事なことだなと思いました。(ちょっと照れながら)わはは(笑)
――今回は、中学生の子どもがいる役にチャレンジしていますが、今後やってみたい役はありますか?
貫地谷:30代半ばになって、できなくなった役もあるし、できるようになった役もあるし。よく、「古いものを捨てないと新しいなにかが入ってこない」と聞くんですけれど、その通りだなと感じました。
今後はまったく悪びれない、悪人の役とかやってみたいです。反省しない、ただの悪いヤツを演じてみたい。今回の作品もそうだけれど、人生観が変わったり、深く考えさせられたりと、演じることで新しい自分と出会えることがとても楽しみです。
【作品情報】
『オレンジ・ランプ』
主演:貫地谷しほり 和田正人
出演:伊嵜充則 山田雅人 赤間麻里子 赤井英和/ 尾ミエ
配給:ギャガ
▼公式HP▼
©2022「オレンジ・ランプ」製作委員会
6月30日(金)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA他全国ロードショー
衣装:ワンピース¥26400(ne Quittez pas(パサンド バイ ヌキテパ))、その他スタイリスト私物