週に何度も買い物に行くのが面倒で、週末などに食料をまとめ買いする人は多いと思います。送料を節約するために、ネットショッピングでまとめ買いする人も多いのでは。しかし、アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんは、「アラフィフ以降では、よかれと思ってまとめ買いしたことで、逆に節約でなくなることも」といいます。ここでは、まとめ買いを止めるべき3例について教えてくれました。

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食材・タオルのまとめ買い、服のイロチ買いがNGの理由

まとめ買いは便利だけれど、本当に必要な量はどれくらいなのか、アラフィフになって考え直すときかもしれません。今回は食料やタオル類、服について、まとめ買いを見直すべき理由について3つお話します。

 

●1:「食べ物」のまとめ買い

年齢とともに食事量は減る傾向にあります。今まで通りの量をまとめ買いしてしまうと、食べきれずに残ってしまうことにつながります。また徐々に減りが遅くなり、いつのまにか部屋が圧迫されているかもしれません。

たとえば、野菜や果物などの生鮮食品は新鮮さが命です。まとめ買いしてしまうと、賞味期限が近くなる前に食べきるのが難しく、食材がダメになることも。パンやお菓子も同様で、大量にストックしても食べきるのに時間がかかり、結果的には賞味期限ぎれになるかもしれません。

数年前のまとめ買い
数年前のまとめ買いの画像。10kgの米、大量のタマネギ、大容量のキムチ。今はこんなに買いません
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また、食材が大量にあると「早く使いきらなくちゃ」と感じてしまい、料理の際に無理に消費しようとしたり、大雑把に使ってしまうことも。

たとえばアラフィフ夫婦のわが家は、一丁の豆腐を使って麻婆豆腐をつくると、一度に食べきれないことが増えました。翌日に食べるので無駄ではないのですが、つくりすぎると食べ過ぎの原因にもなりますので、つくる量を調整しています。

さらに、食の好みは年齢とともに変わることも。私も40代以降は脂っこいお肉が苦手になりました。気に入って大量に買い込んだスパイスや調味料、あるいは健康食品でも、時間が経つと飽きてしまったり、身体が受けつけなくなったりすることも。
若い頃と同じペースでの「大量買い」は要注意です。

 

●2:「タオル類」のまとめ買い

タオル類は生活において何気なく使用されているアイテム。でも、若いときほど汗をかく運動をしなくなり、必要なタオルの量が減っていませんか? バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル…。これらはかさばるため収納スペースを圧迫します。

たとえば、スポーツクラブに週5日通っていたときは、毎日新しいバスタオルが必要でした。でも今では週に2、3回の散歩が主な運動になっているかもしれません。すると、タオルの使用量はかなり減るでしょう。

手持ちのバスタオルとハンドタオル類
手持ちのバスタオルとハンドタオル類。多くもちすぎないようにしています

また、家族構成の変化も影響します。お子さんが巣立っていったあとは日々タオルを使う量が減り、クローゼットはタオルでいっぱいになるかもしれません。私の実家は3人きょうだいで、3人がいなくなったあともたくさんのタオルがありました。積極的に買わなくても、もらい物があるのでいつまでも減らないようでした。

なので、常に「今の家族に見合った量」を買う、買いすぎないのがベストだと思います。