ぽっかりあいた胸の隙間を埋めてくれたのは友達
結婚してすぐの頃は「子どもがほしい」と夫から猛烈に求められてきました。しかし妊娠が判明するとパッタリなくなり、夫婦生活はその後、子どもが2歳になっても一向に再開する気配が見えず。
●学生時代の女友達もみんなレスに陥っていた
すべての画像を見る(全5枚)ある日、久しぶりに学生時代の仲よし組で集まったときのこと。そこでレスのことが話題になりました。私より数年先に結婚していた彼女たちもまた同じように妊娠、出産、育児がきっかけで夫婦生活が立ち消え、レス解消の兆しが見えない状況だったのです。
「面倒くさいからこのままなくてもいいけどね」「私は2人目欲しいから、なんとかしないと」「うちは旦那がもうできなさそうなんだよね、仕事で疲れているみたい」と友人の話を聞きながら、あれ? うちはなんでレスなんだっけ? と思いました。それでパッと
口からでた答えが「私は夫のこと、そんな好きじゃないんだ」だったのです。みんなに「え? 翔子はなんで結婚したの?」と聞かれ「みんながどんどん結婚しちゃうし、ボスの院長にも猛プッシュされて、なんか逃げられなかったんだよね」とぽろり。それが本音でした。
それ以上でも以下でもなかった夫との結婚。娘のこともかわいくないわけじゃないのですが、育児はうまくいかなかったし、先の見えないレスに陥って、真っ暗なトンネルの中にいるような気持ちをみんなに吐露しました。親にも夫にも言えなかった本音に友人たちは共感してくれて。結婚してからの数年間、ずっと心の重石になっていたものの原因が分かって、この日の帰りはスッキリした気分になれました。
●息抜きのためにちょこちょこ飲みに行くことにした
家に帰ると、晴れやかな顔をしている私のことを夫は暖かく迎え入れてくれました。どこまでも優しい人なんですよね。夫は「娘のことは僕が見ているから、こうしてお友達と息抜きしにいきたくなったら、いつでも言ってね」と。
夫は実家の家業を継いでいて、仕事の休みや働く時間もフレキシブルに調整しやすいので、その言葉に思いっきり甘えることに。
けれど、だんだんと家庭のなかにいる時間が減っていき、私は夫ではない別の男性を求めてしまうことになるのですが、そのお話はまた次回したいと思います。