更年期などで気分も落ち込みがちになる50代。自身も気分の落ち込みなどが気になるようになったという、現在50代の整理収納コンサルタント・瀧本真奈美さんに、日々を穏やかに過ごすためにしている5つのことを教えてもらいました。
50代、気分の落ち込みを防ぐためにしていること
更年期と言われるこの時期、50代の悩みランキングを見ると「やる気が起きない」「なにをやっても楽しくない」「気分の落ち込み」という言葉が並んでいます。
私自身も自覚がありますが、酷くならないために日々意識していることをまとめてみます。
●1.自分に寄り添い、深呼吸する
すべての画像を見る(全5枚)悲しいかな仕事や家事など「やらないといけないこと」は毎日存在します。自分の体調や気分の変動があったとしても、待ったがかかるわけでもなく、無くなることはありません。
でも「やらないといけないこと」と認識しているものの中には、「やった方がいいこと」や「今すぐでなくていいこと」が混在していることも多くあります。
体調が悪いとき、気分が乗らないときは、優先順位を決めて最低限やらなければいけないことをやるか、それでも難しいときには、いっそ諦めます。
家事は、出来合いの料理も、まとめ洗濯も、また今度掃除も増えました。あ~ダメな私だ…と思うこともしばしばですが、一旦忘れて深呼吸します。同時に、今はそれでいいし、ここまでがんばって来た自分の休息時間だと自分に言い聞かせています。
●2.群れすぎない
今に始まったことではありませんが、50代になりさらに集団の中に身を置くことを避けるようになりました。
人数が多くなるほど、それぞれ性格や意見が異なるので、人間関係が複雑になっていきます。一人一人はとてもいい人なのに、交じり合うことで不協和音を奏でることも。
また、今の時期は自分が迷惑をかけてしまうことも想定できるので「大人数の集まり」には深入りしない。そう決めています。
同時に、愚痴やネガティブな発言が多い人、会話中に否定することが多い人との交流も避け、未来をイメージできるような人、一緒にいて落ち着く人と過ごすよう心がけています。これだけでも随分落ち込まなくなりました。
●3.「あの頃」の音楽を聴く
気分が乗らないけれど、なにかをやらなければいけないときは自分が元気だった昔の音楽を聴きます。
10代、20代、30代の頃に好きだった音楽を気分によって選曲し聴きながら作業をすると、脳が当時にタイムスリップをしたようで作業効率が上がることが多いです。
また、最近の曲と交互に聴くことも。自由自在に時代を行き来しているようで少し楽しくもあります。