自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
産後うつ状態で、無気力な日々を送るのぞみさん。ストレスもいよいよMAXに…。
産後うつ状態で、なにもやる気が出ない…頼れるのはチョコレートだけ!
この頃の思い出はやっぱりチョコレート。
まったく料理をする気にもならないし、片づけもしたくない。掃除もなにもする気にならない。
4月になっても5月になっても、コタツのひとつもしまうことができなかった。
タダでさえ荒れ気味の部屋がさらに汚くなり、肌もボロボロ、目もどんより。
今までは息子が泣きだしたら即あやしていたのが、泣き出してもすぐに反応するのが難しくなってしまっていた。
この頃、自分の脳を、透明のプチプチの梱包シートがくるんでるんじゃないかとよく想像していた。
頭がうまく働かない、うまく眠れない…。やる気も出ないし、いつもぼんやりしてて物忘れが激しい。昔に戻りたいと泣く。
典型的な産後うつだな、と今ならすぐに思うけど、当時はちょっと疲れてるだけ! と強く強く思い込んでいたので、だれかに相談することも病院に行くこともなく、毎日どうにか生きていた。
そんな真っ暗闇な毎日を過ごしていた梅雨のある日、息子の乳幼児検診の日がやってきた。
どんより気分でとてもじゃないけど行きたくないけど、ギリギリの使命感でどうにかこうにか会場に向かうことに…。