●女優を続けるなかで、協調性を意識するようになった
すべての画像を見る(全5枚)作中では、稲森さん演じる陽子と周りの人の信頼関係が壊れていくさまが描かれています。稲森さん自身は、人とのコミュニケーションにおいて、「嘘をつかない」ことと「気にかける」ことを心がけているのだそう。それは長年、女優として活躍するなかで大事にしていることとも通ずるものがあります。
「女優を続けているなかで、最近は協調性を意識するようになりました。前は自分のやるべきことで一生懸命で、そういうところにはエネルギーを注げなかったときもあったんですよね。現場の雰囲気や、人と人との間にあるものを構築していくことを大事にしていきたいと思っていたのに、余裕がなかったんです。でも、今は一緒に演じたり働いたりしている人と積極的にコミュニケーションをとって、もっと楽しみたいと思うようになりました」
それは、今回の現場でも生かされているといいます。
「夫役の吉沢悠さんとは20代のころに一度共演していて、今回すごく話し相手になってもらっています。夫婦生活の撮影がまだの段階でクライマックスのシーンを撮影していたので、できるだけコミュニケーションをとりたいなと思って」
●お風呂にはかなりの時間入っています
夫や周りの人たちからの裏切りに合い、深く傷ついてもたくましく立ち直っていく陽子。稲森さん自身が落ち込んだときには、どのようにして立ち直っているのでしょうか。
「食べることですかね。それで、『あちゃー』と思って長い時間ウォーキングをしたり(笑)。そのときにできることをやって、特別なことはしていないですね。日に当たるとか、新鮮な空気を吸うとか。あと、台本に向き合っていると引きこもりがちなので、公園で日の光を浴びながら読んだりしています。木や木漏れ日が好きなので、散歩にもよく行きますね」
そんな稲森さんが、日常生活ではまっているのはお風呂に浸かること。
「リフレッシュのため、健康のため、疲れを取るためにもゆっくりお風呂に浸かっています。2リットルほどお水を持って入って、映画を観たりテレビを見たり。時間を計ったことはないんですけど、リビングで休憩してまた入ったりするので、かなりの時間入っていると思います」
最後に、ESSEonlineの読者へのメッセージをいただきました。
「仕事をしながらも妻であり、母であり…それは普通のことじゃなくて、すごいことなんだと思うんです。そして、じつは当たり前に思える幸せってすごく壊れやすいものなんですよね。それが皆さんの努力で成り立っているのは本当にすごいことだと思います」
【作品情報】
日本テレビ「金曜ドラマDEEP 枠」
『夫婦が壊れるとき』
放送:4月7日(金)スタート 毎週金曜深夜24時30分~24時59分
放送局:日本テレビほか
配信:TVer、Hulu 毎話放送後配信開始
出演:稲森いずみ 吉沢悠 優希美青 ほか
ホームページ:https://www.ntv.co.jp/deep-fufu/
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