50代の夫婦が建てた、暮らしを楽しむための家を紹介します。住まい手は、ハウスメーカーのモデルルームの土間空間とそこに置いてあった薪ストーブにひと目ぼれして家づくりを決意。棚ひとつつくったことがなかったのに、住み始めてからは、せっせとDIYをして、より楽しい空間へとアップデート始めました。テラスや薪ストーブのある土間では、アウトドア気分を満喫しています。
すべての画像を見る(全26枚)自分らしい暮らしが実現する余白が魅力の家
Wさんの家 埼玉県 家族構成/夫50代 妻50代 設計・施工/アールシーコア(BESS)
住み手が自由に理想の家をつくり込んでいける、白いキャンバスのような住まいで、DIYライフを謳歌している夫妻。じつはこの家を建てるまで、棚ひとつつくったことがありませんでした。
夫妻が選んだハウスメーカーのプランは、1階も2階も間仕切りが最小限の大空間が特徴。建主は自分の好きなように完成度を上げていくことができます。
Wさんの家の場合、屋内のゲタ箱や棚はもちろんのこと、屋外の薪棚やアプローチのレンガ敷きまでが、夫妻のDIYというから驚きです。
妻がこだわったのは、東の壁を占める一直線のキッチン(写真上)。「料理が好きなので、効率的に調理できるI型キッチンにこだわりました」。それまで住んでいた家では、アイランド式のキッチンで窮屈な思いをしていたそう。一直線で開放的なキッチンが実現して満足しています。
この家に暮らし始めてから調理師免許まで取得した凝り性の妻。趣味と暮らしを楽しむふたりにこの住まいはピッタリです。