●現実を受け止めないといけないのが年齢

健康的に美しく年齢を重ねている前田さんに、“楽しく”年齢を重ねるためのコツを尋ねてみました。

前田美波里さん
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「まず自分を知ることです。たとえば、運動など40代、50代のときにできたからといって、いつまでも同じ動きができるわけじゃない。だったら無理をせずに、楽しんで運動した方がいいです。周りに『どう? 私できてる? 平気かしら』と聞くことも、自分を知ることにもなりますよ」

しかし、“自分を受け入れる”ことは傷ついたり、怖いと感じてしまう気持ちもありますよね。でも、そんな記者の不安に対して、前田さんは「現実を受け止めないといけないのが年齢なんですよ」と健やかな笑顔で答え、こう続けます。

「おうちのあちこちに鏡を置いていて、毎日鏡に自分の肉体をさらして、自分を振り返っています。年取ったな、背中が丸くなったな…となっても、『これが年齢だから』とあきらめないで、それをどうやったらもっとできるかな、というところまでもっていくかは、その人の生き方なんですよね。

ファッションでも、今の自分を受け入れて、服で隠せるところだったら隠す。ダイエットで今までのようにうまくやせない時期がきたら、それは分量を減らしてみたり、お酒を飲んでいた方なら、少し量を減らして楽しみのときだけにするとかにすることが大切ですね。

私も舞台に立って皆さんの期待を裏切るようなことはしたくありません! 自分の肉体を維持していきたいからこそ、お酒も節制するようにしてます。あとはちょっとお肉系を食べて、パワーに持っていく。自分の状態を知りながらできることをコツコツしています

自分の楽しむ時間をもつことは、自分で探さないといけない。だから、1日のうちに、自分だけの時間を1時間、いや、20分でももつということは重要です。それが、ジムやウォーキング、歌をうたう方もいるだろうし…自分でなんでもいいので見つけて、持続させて、三日坊主にならないことが大切ですよ」

外見の美しさはもちろん、内面も輝き続ける前田美波里さん。それは「自分を知る」ということを徹底されているからこそです。年齢だから仕方ない…とあきらめないで、なりたい自分のためにも、できることからコツコツ続けてみてはいかがでしょうか。

 

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