●あまり年齢にこだわらないで生きたい

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現在65歳の大竹さん。60代を迎えてから、仕事への向き合い方や考え方などに変化はあったのでしょうか。

「まず、60歳になること自体がすごく嫌だったんですけど、65歳になったときはもっとショックでした(笑)。65歳になると前期高齢者医療制度の通知が来るし、もうイヤ~って感じで。でも、よく60歳を過ぎると、ガクっと来るとか、衰えを感じるとか言いますけど、私はあんまりそれもなかったし、気持ちの面での変化もそんなにはないので、60代って数字だけが独り歩きしている感じはするんですけどね。

日本人って、年齢にすごくこだわるじゃないですか。外国の方たちは、歳がいくつだからとか、若く見えるねとか、そういうのはどうでもいいことで。私もあまり年齢にこだわらないで生きたいなと思っています」

大竹しのぶさんお写真

「でもたとえば、友達が肩の手術をしたとか、腱が切れて治療中とか…、そういう話を聞くと“え!そういう歳なんだ”というのを知らされるんですけども(笑)。65歳だからもうちょっと気をつけようとか、そういうことをあんまり意識しないで、暮らしていたいなというのはありますね。先日、ものすごく久しぶりに、私の友人と20代の男性俳優とカラオケに行って。すっごく楽しくかったんですよね。ぜんぜん疲れませんでした(笑)」