●いちばん嬉しいのは、「初日の幕が上がるとき」

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これまで数多くの舞台に立ってきた大竹さんが喜びを感じる瞬間を尋ねると、「初日の幕が上がるときが、いちばん嬉しい」と教えてくれました。

「自分たちが一生懸命1か月とか2か月とか時間をかけて稽古したものを、やっと見てもらえるという、開幕のベルが鳴るときがすごく嬉しい。だから、変わっていると言われるんですけど、ドキドキしないでワクワクするんです。

稽古場で芝居ができ上がっていく過程も嬉しいし、劇場に舞台装置ができて、照明ができて、私たち役者がそこに立って、そしてお客さんが入る。そこにすごく喜びを感じます。それは初舞台から変わりません。

最初から稽古も大好きだったので、どんなに厳しくても長くても、ぜんぜん平気です(笑)。ダメ出しとかで“そのダメ出し、そうか、嬉しい”と思うんです。お芝居が好きなので、一生懸命やって、『よしよし、今の芝居よかったよ』と演出家さんやスタッフさんに言われたいんです。やっぱりいいモノをつくるためにスタッフさんも仕事をしている訳なのだから、その思いや期待に応えられるようにしたいというのは、ずっと変わらないですね」

●大竹さんが、デビュー時から変わらず心がけていること

大竹さんアップ

スタッフとの関係をとても大切にしてきた大竹さんが、いつも心がけていることがあるそう。

「スタッフさんは本当に大切な仲間なので、当たり前のことですが、挨拶やコミュニケーションはすごく大事にしていますね。

それは高校2年生のときに、デビュー作の映画『青春の門』の現場で教えてもらっていたことで、スタッフさん一人ひとりの顔をちゃんと見て覚えなさいっていうことを言われていたんです。自分の出番は1か月後くらいだったのですが、監督さんに毎日撮影現場に来なさいと言われて、学校の帰りに撮影所へ通っていました。

そうすると、この人が照明さんで、この人が録音の○○さんで、結髪の○○さんで…とか、覚えていくんです。最初にすごくいいことをたくさん教えていただきました。往年の映画のつくり方も経験できてよかったなと。ロケに行けば、役者もスタッフも全員で大広間でお食事をして、そこでいろいろな先輩から話を聞いていたので、今はそういうことも少ないから寂しいなと思うこともありますね」