テレビ、雑誌で活躍する人気料理家・藤井恵さんに、今が旬の「スナップえんどう」を手軽においしく食べる方法を教わりました。仕事、育児で時間がない人にも、世帯の人数が減って、1人分や2人分のご飯づくりがおっくうになってきた人にもおすすめです。
スナップえんどうの塩ゆでとアレンジレシピ
野菜は新鮮なうちに下ごしらえをし、軽く味つけをして保存するのが藤井さん流。
「切りおき、ゆでおきするだけでももちろん便利ですが、薄味をつけておくとそのまま食べられるから、あと一品ほしい、というときに大助かりです」
シャキシャキとした歯ざわりと甘さが魅力の、スナップえんどう。塩ゆでにしておくと、青みのものがたりないときにすぐ使え、お弁当のすき間埋めにも活躍するなど、お役立ち度は満点です。
●スナップえんどうの塩ゆで
すべての画像を見る(全2枚)材料(つくりやすい分量)
- スナップえんどう 4パック(600g)
- A[水3カップ 塩小さじ2 ※塩は水の量の約1.5%に]
【つくり方】
(1) スナップえんどうは両側の筋を除く。
(2) 鍋でAを沸かして(1)の半量を入れ、1分30秒〜2分ゆで、ザルに上げて表面にさっと水をかけて冷ます。残りも同様にする。
(3) 保存容器に(2)を入れ、冷蔵庫で保存する。
冷蔵で3~4日保存可能
【POINT】
・スナップえんどうの筋は包丁を当てると、簡単に取り除けます。反対側も切り口からむくと 、きれいに取れます。
・ゆでるときは、2回に分けたほうが均一に火がとおります。また、ゆで上がったら表面の熱が冷める程度にさっと水をかけておくと、保存してもシワがよりにくくなります。水にさらすのは、うま味が抜けるのでNGです。
●【アレンジレシピ】スナップえんどうの梅おかかあえ
あと一品たりないときにすぐできる!
材料(2人分)
- スナップえんどうの塩ゆで 200g
- A[梅干し(種を除いて包丁でたたく)小1個 しょうゆ、みりん各小さじ1/2]
- かつお節 1パック(3g入り)
【つくり方】
(1) ボウルにAを混ぜ合わせ、スナップえんどうの塩ゆでとかつお節を加えてあえる。
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