注文住宅の後悔ポイントで必ず出てくるコンセント問題。未然に防ぐには、家づくり経験者の話を聞くのがいちばんです。2年前に地元工務店で家を建てた日刊住まいライターは、住んでからのことをイメージしてLDKのコンセントの位置や数を計画。完ぺきと思ったのですが…。「ここにあったら!」と思う場所が3か所出てきました。
すべての画像を見る(全14枚)2年前に念願のマイホーム。コンセントは実際の生活をイメージして検討
筆者は妻と子ども2人(9歳と6歳)の4人家族。家づくりの際に、28社のハウスメーカーを見学。2年前に地元工務店で、高気密高断熱の家を建てました。
注文住宅を建てた人たちから、コンセントのことで後悔しているという話をよく聞いていました。そこでコンセントに関しては、生活スタイルや、置きたい家電などを具体的に想像しながら検討。結果、おおむね満足していますが、それでもやっぱり、「あればもっと便利だったのに…」と思う場所が。
とくに過ごす時間が長いLDKのコンセントにスポットをあて、よかったところと後悔しているところについて紹介しましょう。
キッチンは家電の位置をイメージして設置。住んでからも満足!
筆者の家のキッチンは4.7畳のオープンな対面キッチン。背後の壁側には、腰高の造作収納を設置。つり戸棚はつけず、高窓をつくったので明るい印象です。
このキッチンでは炊飯器、電子レンジ、オーブントースターなどの調理家電を、どこに置くかをしっかりイメージして、コンセントの取りつけ位置を検討。
背後の造作収納の上部カウンター部分に、電子レンジと炊飯器を設置する予定だったので、キッチンボードの両端(写真左側2口、右側4口)のコンセントを用意しました。想定していたとおり、暮らし始めても不自由なく使用できています。
このカウンターでは、電気ケトルや真空パック機、ヨーグルトメーカー、ミキサーなども使用しています。そんなときも、両端のコンセントを不足なく便利に使用できています。
これがどちらか片方のみの設置だったら…。ケーブルタップを利用したり、ケーブルを長くはわせたりするハメになったでしょう。
オーブントースターは、コンロの背後につくった食器棚の中に置くことに決めていました。ですからこの食器棚の奥にも、コンセントを用意していました。
オープントースターを置いた棚の先にはパントリーがあります。こちらに設けた棚の上部に、Wi-Fiルーターなどの電源コンセントや、ランケーブルなどの差し込み口をまとめています。
数はコンセント4口、さらに光ケーブル1口、LANケーブル2口用意しました。身長より高い位置にあるので、ゴチャゴチャしてはいるものの、視界には入りません。