家の設備は少しずつ古びていくもの。「見積もりを取り、かかる費用を計算しつつ、少しずつ修理しています」というのは、カウンセラー・エッセイストの若松美穂さん。直してよかった! という箇所について教えてくれました。
50代、築22年の家を少しずつ修繕。費用がかかっても直すべき場所3つ
家を建てて22年、順調にあちこち不具合が起きております。でも、こればっかりは仕方がない。見積もりを取り、かかる費用と相談しつつ、その都度修理を重ねています。
費用はかかっても、直してよかった点をご紹介します。
●1:お風呂の換気扇をシンプルな機能に。お手入れも簡単です
すべての画像を見る(全7枚)昨年、浴室の換気扇にトラブル発生。あるときから、換気扇をつけているとうるさくて眠れないくらいの異音がするようになりました。
さすがに20年以上も使えばあきらめがつくので、交換を選択することにしました。
以前は、換気扇に加えて洗面所側にも冷暖房が入る機能をつけていましたが、電気代もかかるので、浴室内のみ・温めと乾燥の機能が働く設備に変更しました。
交換してよかったのは、換気扇の掃除がラクになったこと。以前は、お風呂の縁に乗って(やや危ない)
・引っかかり部分のフックを壊さないよう、カバーを外す。
・次にカバーについている2枚のフィルター部分をそれぞれ外す
…と、数度の手間が必要でした。
でも今は手を伸ばし、写真の様に一つのフィルターを引き抜いて洗うだけ。簡単になりました。もちろん、音もとても静かです。
●2:シャッターは部品交換で新品同然に
もうひとつは、シャッターです。滑りが悪くなりすぎてキーキー嫌な音がするようになっただけでなく、とにかく重い。
そのうちシャッターを上げるだけで、家族のだれかがぎっくり腰になるのでは…と心配になるほど。
替えたら結構な金額になると躊躇していたのですが、シャッターは交換ではなく、「オーバーホール」(分解・点検・部品交換)で性能を戻すことができると教えていただきました。
しかも今回は、3か所まで増額なしで作業をしていただけるというお得。ちょうど3か所あるので、すべて一度にお願いしました。
わが家の場合、不具合の原因はいくつかあるのでしょうけれど、長年使っているうちに、シャッターレール内のモヘヤと呼ばれる毛が消耗していたことも理由だったようです。
見せていただくとたしかに、上の新しいものと下の古いものとでは長さが異なります。今後は市販のシリコンスプレーを振るとよいと、対処法も教えていただきました。
とにかく開閉がラクになったと、母が喜んでくれました。