たった1杯に、現代人が必要な健康パワーがつまっていると、みそ汁が大注目されています。不調を改善してくれる具材をプラスすれば、さらに毎日が快適に!
ここでは、今の時季に悩む人が増える「便秘」にいいみそ汁をご紹介します。
みそ汁で医者いらず!腸内環境をよくして便秘の予防改善に
「みそ汁のパワーの源はみそですね。大豆、塩、麹こうじを発酵させる過程で、大豆に含まれていない栄養成分である乳酸菌や、あっても少量だったビタミン、アミノ酸などが多量に生成されます。これによってさらに栄養価が高くなるのです」と話すのは、医師の石原新菜先生。
便秘の予防改善のためには、いつものみそ汁に腸内環境をよくする具材を加えて、毎日の習慣にしてみましょう。
善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌などを毎日とるのが大事。さらに野菜、イモ、豆、海藻などをまんべんなくとって、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖も補給します。
適量の油脂は、便通をよくする働きも。汁ごと食べるので、溶け出した栄養も逃さずとれるのもおすすめポイントです。
●タケノコとニラのキムチみそ汁
すべての画像を見る(全2枚)食物繊維に、キムチとみその発酵食品の組み合わせで、腸がすっきりします。
【材料(2人分)】
・水煮タケノコ 100g
・ニラ 40g
・白菜キムチ 50g
・だし汁 2カップ
・みそ 小さじ2
・ゴマ油 小さじ1
【つくり方】
(1) タケノコは、穂先はくし形切り、根元はいちょう切りにする。ニラは4~5cm長さに切る。
(2) 鍋にだし汁を入れて中火にかけ、煮立ったら(1)、キムチを加える。
(3) みそを溶き入れ、ひと煮立ちしたらゴマ油を回し入れて火を止める。
[1人分64kcal]
●レンコン、ワカメ、コーンのバターみそ汁
不足しがちな根菜、海藻の食物繊維が手軽にとれるみそ汁です。
【材料(2人分)】
・レンコン 60g
・カットワカメ(乾燥) 小さじ2
・コーン缶 60g
・だし汁 2カップ
・みそ 大さじ1
・バター 小さじ1
【つくり方】
(1) レンコンは薄い半月切りにする。コーンは汁気をきる。
(2) 鍋にだし汁、(1)のレンコンを入れ、フタをして中火にかける。煮立ったら弱火でレンコンに火がとおるまで煮て、ワカメ、コーンを加える。
(3) みそを溶き入れて、ひと煮立ちしたら火を止め、バターを加えて溶かす。
[1人分80kcal]
(扶桑社刊)には、ほかにも疲れやストレスなど、さまざまな不調を予防・改善できるみそ汁や、ダイエットに活用できる糖質オフのみそ汁などが多数掲載されています。ぜひチェックを。