ランドリールームがあると、とにかく助かります。天候や時間に縛られず、家事のプレッシャーも軽減。また、洗濯物の収納スペースまでつくってしまえば、しまう手間もラクになります。「浴室/洗面/ランドリールーム」を横並びにした間取りを採用した日刊住まいライターが、実際の使い勝手を紹介。「ない生活は考えられない」ほど、今ではありがたい存在です。

筆者の家のランドリールーム
干す、たたむ、収納する。この3つができるランドリールームのおかげで、家事がとてもスムーズ
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ランドリールームをつくって時間に縛られない生活を

2年前にハウスメーカーで家づくりをした筆者。当時は、幼稚園に通う息子2人を抱えていて、毎日バタバタしていたときです。そんな事情もあって、洗濯家事を少しでもラクにするために、新居にはランドリールームのある間取りを希望しました。

 

ランドリールームで室内干し

ちなみに、できあがったわが家の間取りは、以下のようになっています。

1階:玄関、LDK、趣味室(楽器演奏ができる部屋)、トイレ
2階:浴室、洗面所、ランドリールーム、寝室、子ども部屋、トイレ

ランドリールームをつくったいちばんの理由は、タイムマネジメントしやすいから。室内に干すため、時間にしばられません(天気や時間帯に左右されない)。あき時間にいつでもできます。

取り込みが不要、というのも大きな動機です。取り込む時間を考えながら、仕事や家事をこなさなくてもよいのです。これが、なんとありがたいことか! 子どもの世話もあると、突発的なことも多い筆者の日常生活。状況に合わせて「柔軟に対応できること」が、とても助かります。

筆者は、これまでランドリールームのある家には住んだ経験はなし。外干し派でした。ベランダで外に干す場合は、天気や季節に左右されます。急な雨が降って、せっかく朝に頑張って干したものが濡れてしまう、なんてことも。

「日差しが出ている間に洗濯を干さないと!」「日が暮れて冷えてしまう前に、洗濯物を取り込まないと!」と焦ることもありました。

 

夜干す場合も快適な環境

洗濯専用のスペースであるランドリールームがあれば、どんな時間帯でも、干しているものが生活をジャマしません(リビングや洗面所に干すのなら、そうはいきません)。夜干す場合も、快適な環境で干せるし、外から洗濯物も見えないので防犯面でも安心。

片づけの面でも、忙しかったらしばらく干しっぱなしでも大丈夫。自分の時間があいたタイミングで作業にとりかかることができます。

とはいえ、わが家のベランダにも、一応物干しはつけました。ただし、入居して2年間、一度も使ったことがありません。

引っ越したこの土地は、花粉も多い地域だった模様。子どもと夫の花粉症が悪化したこともあって、その意味でも、ランドリールームをつくっておいて助かりました。

 

ランドリールーム、洗面所、浴室を横並びの間取りに

現在のわが家のランドリールームは、約3畳の広さ。家づくりでは、洗面所と浴室と、横並びの間取りを希望しました。そのため、まとまったスペースが必要になり、2階に配置することに。というのも、わが家は1階にできるだけ広いLDKをつくりたかったからです。

 

ランドリールームの位置

 

横並びにしたかった理由は3つあります。

1.洗面所で予洗いができる
2.入浴後に、ランドリールームで着替えまで完結できる
3.乾いた洗濯物を、着替える場所のすぐ近くにしまえる

子どもが小さいこともあり、洗濯するときは、予洗いが必要なときが多いわが家。そのため、洗面所とは隣り合わせだと便利です。

 

タオルを使う洗面所に収納

また、洗面所や浴室で使ったタオルを毎日洗濯する習慣なので、洗って乾いたあと、そのままかけたり(たたみたくない)、タオルを使う洗面所に収納したりできます。

 

ランドリールームには収納スペースもある

ランドリールームの中には、収納スペースもあります。乾いた洗濯物をすぐしまえるようにするためです。

横並びは無理でしたが、じつは、ウォークインクローゼットも2階に配置しました。シャツなどはハンガーでかけたまま収納できる仕組みにしています。

「たたむものを減らす工夫」と、「たたんだものはすぐしまえる工夫」をしたことで、格段に洗濯家事がラクに!