●「“子どもだから間違っている、大人だから正しい”とは思わず1人と人間として息子と向き合っています」
すべての画像を見る(全5枚)――やはりトイレへ想いはかなり熱いですね。また、ご家庭では10歳の息子さんがいらっしゃいますが、子育ても熱く取り組んでいるのですか?
「僕は子育てには向いていないなとつくづく思います。難しい。ただ、息子には楽しく生きてほしいと思いますね。といっても、笑わせたり、というのはないんだけれど…。唯一やっていることは、『子どもだから間違っている、親だから、大人だから正しい』とは思わず、1人の人間として接するようにしています。僕自身、子どものころに親や大人に決めつけられて嫌だった思い出ばかりだったので、それはしたくないなって。子どもの方が正しいことが多かったりもするんですよね。だから僕は間違えてしまったら、素直に謝るようにしています」
――さてこの本は、約1年の制作期間を経て完成したと聞きました。サトミツさんにとってエッセイ執筆はどんなものでしたか?
「ここまで自分を振り返るのって、結構壮絶な体験でした。封印していた嫌な思い出の箱を開けるのはかなりつらかったです。でも、あらためてまわりの人に助けられてきた人生だったと再確認できたのはよかったですね。楽しくなかったし、嫌なことばかりだったけれど、真面目に生きてきたから今があるわけで、と自分自身を認めてあげられるようになった気もします。このあたりに響く人がいてくれたらうれしいですね」
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サトミツこと「佐藤満春」の自叙伝エッセイ。オードリー、南海キャンディーズ山里、松田好花(日向坂46)、DJ松永(Creepy Nuts)、日本テレビの安島隆氏、テレビ朝日の舟橋政宏氏との特別対談も収録。