●「もう若くない」と認めることも大切に

アグレッシブな女性
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仕事に復帰した今、へこたれずに思うことは、健康づくりや病気の予防だけではありません。“倒れた自分”と向き合うこと。そのためにもまず必要なのは「もう若くない」と認めることのように思います。

「まだまだイケる」と思いがちな、アラフィフ世代。バブル期に青春時代を過ごし、何事にもアグレッシブ。仕事に遊びに、つい無理をしがちです。まさに、自分自身がそうでした。でも、更年期とともに体は変化し、それまで健康だった人も油断をすれば、大病になり得る年齢になったのです。

現実的にも仕事の責任は増し、子育てのつぎは親の介護と、今の50代には自分と向き合う余裕などないでしょう。だからこそ、無理をせず、自分をいたわるために「もう若くない」と認めることが大切なのです。

●「老い」をネガティブにとらえない

考える女性

とはいえ、「もう50代」よりも「まだ50代」と考える人は多いでしょう。それが、今の50代の特徴でもあり、だからこそ「私は大丈夫」と思い込んでいたのです。

大病をした身からすると「もう若くない」と認めることは、自分の健康への意識を変えるきっかけになります。「若くない」=「老い」を素直に受け入れると、健康への不安や警戒心が大きくなり、無理をしない抑止力になるでしょう。

私自身は、細胞の老化を防ぐ抗酸化力の高い野菜、スパイスを取り入れ、減塩の食生活を実践中。「老い」など見たくないと目をつぶるより、目を見開いて受け入れてこそ、効率よくガードができるというものです。

あれもこれもがんばりすぎる50代。「もう若くない」と認め、がんばらなくていいと自分で思えたら、病気につながるストレスも少しは軽くなるはずです。

次回は、倒れた身として「こんな心の備えをしておけばよかった」と思ったことについてお伝えします。

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