意外なリスク、回遊動線がわが家の陸上トラックに

移動に便利だし開放感もある回遊動線。採用してよかったと思っています。じつは、大人以上に喜んでいるのが子どもたち。これが、思わぬ落とし穴に。

子どもたちは、回遊動線なのをいいことに、ぐるぐるぐるぐる、エンドレスに走り回ります。しかもキッチンを通過するので、危ないことこのうえなし。

調理中は火や熱湯、刃物の危険もあります。わが家のキッチンの通路幅は1mちょっとあるので、通過しても極端に火元に近づいたりすることはありません。しかし、問題はキッチンの引き出しなどの「障害物」です。

 

引き出しをあけた様子
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冷蔵庫の扉、カップボードの引き出しは調理中に何度もあけたり閉めたりします。あけたタイミングで、子どもに通過されると接触の危険が。

なかでもいちばん危ないのは、食洗機の引き出し!

 

食洗機を全開にしている様子

食洗機を使ったあと、内部に残った蒸気や熱を逃がすため、わが家では引き出しを全開にする習慣に。その最中に、子どもたちが追いかけっこを始めて、二男が食洗機に激突したことがありました…。

わが家の食洗機は、ごく一般的な国内企業のメーカーのもの。特別大きくもありません。それでも全部引き出すと、50㎝くらい奥行きがあります。これはぶつかりますよね…。

調理中の危険は親が気にして事故のないよう努めていました。しかし、食洗機は危険物でもなかったことから、あけたままキッチンを離れていました。完全に油断です。それ以来食洗機の引き出しは、子どもがいるときに全開にするのはやめています。

回遊動線の利便性が半減しますが、少しでも事故を減らすなら、子どもが小さいうちはキッチンにベビーゲート設置が安心でしょう。

回遊動線は便利。しかし、キッチンに関しては本来「作業する場所」が「通路」にもなってしまい、危険が増えてしまいます。小さな子どもがいるわが家では、家の間取りを考えるとき、以下のような注意をしておけばと感じました。

・キッチンを回遊動線に最初から組み込まないようにする
・通路幅を広めにとる
・子どもの立ち入りを防ぐゲートを設置できるようにする

事故防止策も考えたうえで、回遊動線をつくるのがベストかと思います。

キッチンの通路幅を広くすれば、大人がすれ違うときにもスムーズになります。床面積に問題がなければ、余裕をもたせたいものです。

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