●自分で気づいていち早く改善。日常で血圧を測る習慣づけを

手首式血圧計
私物の手首式血圧計。持ち運びしやすく、どこでも測れます。
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高血圧は放置していると動脈硬化を進ませ、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす怖い病気です。更年期からは早めに気づき、放置しないことが肝心。しかも、高血圧は健康診断のほか、家庭の血圧計測でも発見できます。

家庭用の血圧計は、正しく測るためのコツはありますが、操作そのものはごくシンプル。私は親から譲り受けたお古を使っていますが、最近の機種は専用アプリとBluetoothでスマホに転送記録されるなど、より健康状態のセルフチェックがしやすくなっています。

私は朝晩の定期計測のほか、寒いときや甘いものを食べたあとなど、思いついたときに血圧を測っています。意外な場面で上がったり下がったりと、変化に気づくことが増えると、医師の診察時はもちろん、自分に合った改善策を考えるうえでも役立ちます。

●数字ではっきり「高め」とわかると納得!

ストレッチする女性
(※画像はイメージです)

濃い味つけに慣れていたり、職場や家族の問題でストレスをためていたり…。40~50代は更年期の体の変化だけでなく、そうした高血圧につながる生活習慣にも気をつけたいもの。まずは、日常の血圧を測ってみてください。数字ではっきり「高め」と気づいたら、放っておけない危機感も強くなるはずですよ。

次回は面倒くさがりの私なりに試している、減塩の工夫についてお伝えします。

厚生労働省「国民健康・栄養調査」令和元年、血圧の状況(血圧を下げる薬の使用者を含む)より

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