奇跡のボディをもつ人気の腸活女王・加治ひとみさん。ヘルシーでしなやかなボディは12年かけて試行錯誤した自律神経や腸にいい生活によってつくり上げられたものだそう。そんな加治さんと、自律神経の名医・小林弘幸医師がタッグを組んだ共著本『かぢ習慣 自律神経と腸活で「なりたい自分」に』(扶桑社刊)では、じつに具体的な「自律神経を整える習慣」がたくさん紹介されています。年末、すっきりさせるべく「心身ともに健やかに過ごすために手放すといいもの」を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)加治ひとみさんが手放した「スマホ習慣」
スマートフォンの使いすぎは健康に悪影響。特に、“寝ながらスマホ”は睡眠の質を下げるだけだから、やめたほうがいい。頭ではわかっていても、片時も離さないスマホ世代にとっては難しいですよね。私もスマホとのつき合い方に苦労した一人。
アラームをセットしてスマホを枕元に置いても、なかなか寝つけないから、つい手を伸ばし、SNSや YouTubeを見はじめてしまう。気づいたら、あっという間に何時間も過ぎていて、海外ファッション通販にハマっていた時期は、明け方になっていたこともしょっちゅう。画面の見すぎで目が痛くなり、気持ち悪くなって。そのまま寝るから、当然眠りも浅く、寝起きからだるくてやる気が出ない…。悪循環を断ちきるために試みたのは、スマホと物理的な距離をとることと、照明の演出でした。
●寝る前に引き出しにしまったり、手の届かない場所に
スマホを触るのがクセになっているので、寝る前に引き出しにしまったり、手が届かない場所に置くようにしました。特に、遠くに置く作戦は、目覚ましのアラームを止めるために起き上がらないといけないので、寝坊を防げる点でもよかったですね。ベッドサイドには暖色系のライトを置きました。ほのかな優しい光で寝室を包み込むと副交感神経が働くようになり、入眠もスムーズに。
お昼寝のような、うとうとしながらいつの間にか眠ってしまう感覚。その気持ちよさを一度でも体験できれば、スマホに執着しなくなると思いますよ。
焦らず、まずは週1回から始めて、慣れてきたら、2回、3回と、徐々にスマホを手放す回数を増やしていくのがいいかも。今でも休日前に朝までYouTubeやNetflixを観たりしますが、スマホに依存しすぎず自分をコントロールできるようになりました。
現代人がスマホなどで受け取る情報量は、昔と比べるとものすごく増えているはず。情報過多で交感神経が働きっぱなしにならないように、スマホとうまくつき合っていきたいですよね。