古い住宅につきものなのが、和室。おしゃれに使うのはなかなか難しく、ほかの部屋とテイストがなじまないとお悩みの方も多いようです。
そんなときは、思いきって自分で改造してしまうのも手。最近は古い一戸建てやマンションを買い、DIYやセルフリメイクをする人が増えています。
そこでESSEは今回、築53年の古い平屋を、すべて夫婦の手作業でつくり替えたというお宅を取材。もともとは和室だったというすてきなリビングを見せてもらいました。
古い住宅でも諦めない!手づくりで、わが家らしいこだわりのおうちに
取材した森田さん一家は転勤族。現在住んでいる家も3年という期間限定で、築53年の古い平屋を借りています。
終のすみ家でなくても家で過ごす時間は長いので、住みよく、かわいくしたいという思いから、部屋そのものや収納を手作業でつくり替えました。
「和室だったリビングには子どものロフトベッドをつくりたし、下の空間はオモチャ収納兼子ども部屋に。床の間は室内干しのスペースにしています」
●昔ながらの和室をDIYで機能的なリビングに
ごく普通の和室をリビングルームに改造。畳をすべて取り除き、床に杉材を敷きつめました。
「もともとあった収納の前に娘の部屋として、手づくりのロフトスペースを設置。床の間だった場所は、部屋干し用のスペースにしています」
ソファの右奥は、元・床の間。
「冬は洗濯物が乾きにくくて…。衣類乾燥機を置いて物干し場に。目隠しのカーテンもつけました」
手づくりのロフトベッドの下は、キッズスペースに。
「もともとあった収納の扉は、カーテンに替え、中に季節用品をしまっています」
大好きな空間だからこそ、友人たちを招きたくなって、もてなすこともしばしばだという森田さん。次の転勤も決まっており、ここでの生活も残りわずかですが、手づくり生活をつうじて実りある時間を過ごせているといいます。
昨今は、ホームセンターのリノベーション用品も充実。費用をかけて業者に頼まずとも、森田さんのように自分たちでお家を改造することも可能です。うちは古いから…、狭いから…と諦めず、こだわりのおうちを目指してみませんか?