新年に向けて家を整えたい12月。掃除や片づけが捗らないのは、家にものが多いからかもしれません。整理収納に詳しいブロガーのフネさんに、不要だけれど捨てられないものを手放せる「魔法の言葉」を教えていただきました。

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まだ使えるけどこれ必要?こうやって考えれば判断がラク

家にものが少ないと管理がラクで、掃除も簡単。使っていない不要なものは、思いきって手放したほうがすっきりと暮らせます。
そう気づいてはいても、未使用なものや高価だったものなど、どうしても捨てられないものも。

そんなときに、不要なものをすっと手放せる魔法の言葉を教えてくれたのは、ミニマリストの友人です。

「自分好みのとてもすてきな部屋に引っ越すとしたら、そのすてきな空間にこれを持って行く?」

とても単純ですが、初めてこれを聞いたときはハッとしました。まさに目からウロコです。

 

●私たちを邪魔する“もったいない精神”と“後悔からの逃げ”

だれも使っていない未使用卓上ヒーター
だれも使っていない未使用卓上ヒーター

なぜか家のどこかに、使っていない、これから使うかわからないものが眠っていませんか?
捨てようと思っても
「まだ使える」
「だれかが使うかも」
「捨てて、もし必要になったときに家族に怒られる」
「またお金を出して買うのは嫌」

などと考えてしまう。

でも、多くの「片づけられる」人たちはこぞって言います。
「いつかなんて来ない」
「使うときが来たらまた買えばいい」

我々はそう思えないから苦労するのです。

でも、もし引っ越すなら? と考えたら、「あ、これはわざわざ持って行かないな」と即断できるものがほとんど。無駄なものを運ぶのに当然引っ越し代も高くかかるのですから、そりゃ少ない方がいい。
いつも使っているものでないなら、なくなっても意外と家族も気づかないんですよね。

 

●わが家の片づけのいちばんの敵は「夫」

収納庫兼、夫の物置き。
収納庫兼、夫の物置き。ストックとあき箱がいっぱい

わが家の片づけにおけるいちばんの敵は夫です。ものをとにかく「置いておく」。

たとえば、あき箱はメルカリに出すとき用(なのに出すときは送料をケチって箱に入れないことも)、古いコード類は「使うかもしれん」。
捨てないのは「置いておく場所があるから」だそうです。

年末恒例、夫への問いかけが「見直して、不要なものは捨ててほしい」。
夫の答えは「きれいに収納されているのになぜ動かす必要がある?」。

私が片づけてるからきれいなのに…。毎回ケンカになって終わりです。

不毛なのでもう今年は言いません。夫の「めったに使わないもの」は1か所にまとめて収納。1か所にまとめることで、ほかの場所はきれいに保てます。

お互いのストレスはなるべく少なくするのが得策と考えました。老後はそれぞれ別の部屋にしよう…。