50代になれば、子育てなどの手が離れて自分に目を向けられるようになる。そう思っていたのに、意識しないとなかなか時間というものが生まれないという人もいるのではないでしょうか? 50代がこれから充実した時間を送るための、「時間のつくり方」について、50代ブロガーの中道あんさんに教えてもらいました。

関連記事

50代からの働き方とお金の貯め方。将来の不安を解消するコツ
中道あん
中道あんさん
すべての画像を見る(全4枚)

50代、仕事や家事、家族の世話も!時間がない人のための「時間のつくり方」

50代といえば、そろそろ子どもの手も離れ、自分の自由にできる時間が増えていく頃です。これまでずっと、我慢してきたことをやっとできるようになったはずなのに、「やるべきことに追われ、やりたいことをやる時間がつくれない」「何をしたわけでもないが気づけば今日も何もしていない、どうしても行動できない」ということはありませんか?

●三日坊主だった私が続けられるようになった理由

年齢に関係なく与えられる時間は誰しも平等で、その年齢にあった「やるべき」ことに追われていると思います。「忙しい」が口癖だった私は、せっかく出合った「やりたいこと」を始めてはみたものの、積極的に行動するのは初めのうちだけ、ということがしょっちゅうでした。1か月、3か月たつうちに「忙しい」というもっともらしい理由をつけては継続できない。何をやっても三日坊主、飽き性だから続かないのよ。「諦めがいいのも長所よね~」なんて良いように性格のせいにして静かにフェードアウトしていたのです。

そんな私が50歳で始めたブログだけは1日も休まず9年目を迎えています。いったいそれはどうしてでしょうか。その2年前、父が10年のガン闘病の末、逝去しました。そのとき、人生には限りがあることを、まるで体に電気が走ったかのように痛烈に感じました。そこで自分は「後悔のない人生を送ろう」と決心。「ブログに挑戦する!」と一年発起したとき、絶対に毎日投稿すると自分と約束しました。3日坊主、飽き性と知っていたからです。

よく聞く成功者の格言で、『成功とは成功するまでやり続けること。失敗とは成功するまでやり続けないことだ』とあります。まさにその通りですが、そのためには「時間」が必要です。時間があったらやるというのは「やらない」と宣言しているのに等しく、時間は「つくるもの」なのです。

50代が継続できる「時間のつくり方」

そこで「やりたいこと」を見つけて継続して目標を達成するために、50代におすすめな時間のつくり方をお伝えします。

ステップは以下の通り、ゴールは「やりたいこと」をやる時間ができて習慣化することです。

(1) 希望のライフスタイルを設定

(2) 現状の時間の使い方を把握

(3) いつどこで、やりたいことをやるかを決める

(4) 1日15分でもいいので絶対にやりたいことをする

(5) 達成するため周りを巻き込む

 

(1) 希望のライフスタイルを設定

書き出す
※画像はイメージです

まず「やりたいこと」を全部書き出してみます。そのなかで、緊急じゃないけどもっとも重要なことはなんでしょうか。それが一番あなたにとって「やるべきこと」だと思います。ついつい後回しにしてしまう活動こそ、長期的にみれば自分が成長したり、人生を変えたりできると思います。

(2) 現状の時間の使い方を把握

今の自分が何に時間を使っているかを書き出す。直近の1週間をどのような時間の使い方をしているか可視化しましょう。

・だらだらとTVをつけている

・ちょっとした時間にスマホでSNSを見る

・なんとなく友人をお茶に誘う、誘われる

・目的もなくショッピングモールへ出かける

・ついPCでネットサーフィン

なんて、周りに流されるように時間を使っていませんか。自分の意志で使う時間は消費や投資になりますが、なんとなく使う時間は浪費です。それでは自分への資産は増えません。

自分の時間を使いすぎているものや、何かに使えそうなスキマ時間など、「やりたいこと」に使えそうな時間を見つけることができます。