●見たくないけど調べてしまった

気持ちが悪かったけれど、ここまでくると調べる手を止められず。ダッシュボードのなかからは風俗店のポイントカードが何枚も出てきたのです。丁寧に日付が入っているものまであり、仕事だといって娘の誕生日に出かけた日も風俗へ行っていたことが判明。怒りを通り越して、絶望的な気持ちになりました。

ダッシュボード
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ほかには会社から臨時支給されたと思われるお金の袋も。きっと風俗であっという間に使ってしまったのでしょう。

ほかにもいかがわしいビデオ屋さんの売買履歴が書いてあるカードも出てきました。そのお店は、買った翌日に売ると高い値段で買い取ってくれるらしく、夫はこまめにダビングしてすぐに売るといったせこい作業を繰り返していたようです。

 

●聖なる夜に過呼吸で倒れた

それでも私はなにも見なかったことにしました。夫が隠しているのならば、私は知らなかったことにすればいいと思って、モヤモヤした気持ちを一人で抱えたまま迎えたクリスマスイブの夜。台所でお料理の準備をしていたときのことです。

台所

本宅から義母が「博美さん宛なのに、こっちに届いちゃってたみたいんだけど…」と大きなバラの花束を抱えてやってきました。送り主は夫でした。

「本宅の住所で送ってしまうなんて、本当にうっかり者なんだから、あの子(=夫の事)。ははは~」と笑っている義母。うっかり者の夫に対して、私はもう笑える余裕がなくなっていました。

それどころか、その花束を渡された瞬間、今までため込んでいたものが爆発するかのように過呼吸になってしまったのです。同時に起こった強いめまい。その場で倒れこむようにうずくまりながら、慌てる義母の声や娘の悲鳴が聞こえました。

 

●夫と別居へ。それでもおさまらない嫌悪感

ごちそうやプレゼントを用意したせっかくのクリスマスイブ。私は結局寝込んでしまいました。その結果、夫の素行が親族中に知られることとなり、夫には同じ敷地内にある本宅のあき部屋に住んでもらうことになりました。

悩み

ひどいめまいや頭痛の症状はお正月まで続きましたが、新年になって、夫がまた仕事へ行くようになると少し症状はよくなっていきました。
しかし、郵便物などを取りに、たまに私がいないときに夫が家に入ることがあったのですが、夫がこの空間にいたと思うだけで、またすぐに具合が悪くなってしまったりすることの繰り返しでした。

もうレス解消どころか、別居しても消えない夫への嫌悪感。幼い子どもを2人抱えて途方に暮れているなかで見つけた、私の新しい進路については、また次回お話したいと思います。

◆次回はこちら!

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