すっきりした暮らしのために、いらないものを処分しませんか?そんなときに壁となるのが「まだ使えるのに」「まだ食べられるのに」「まだ着られるのに」という気持ち。ここではライフオーガナイザーの下村志保美さんが、「捨てていいものの見分け方」を教えてくれました。
すべての画像を見る(全6枚)「まだ使えるのに…」いらないのに捨てられないものはありませんか?
家の中をすっきりさせよう! ものを減らそう! そう思って片づけを始めたら、必ず出てくるのが、「もう捨ててもいいかな」と思うけれど、もったいなくて捨てられないもの。
今日はそんなときに役立つ、「捨てていいものの見分け方」を3つご紹介します。
●1:「まだ使える」もの
壊れていたり割れていたり、だけど「まだ使える」もの、ありませんか?
たとえばちょっと欠けているけどまだ使える食器。とくにセットものだったりすると、もったいなくて「まだ使える」ととっておきがちですが、使っているときにケガをする危険も。
また壊れているけど使えるものって、使いにくいことがほとんど。その使いにくさを我慢してまでそれを使いたいですか? 実際にはしまいこんで使っていないことも多いのでは。
そう考えてみると、食器の場合、ほかのセットの食器と組み合わせてマッチングを楽しんだり、そのセットごと処分してもっと扱いやすい食器に買い換えるのも手です。
不具合のある家具や文房具、古い家電などもそのように考えましょう。
●2:「まだ食べられる」もの
賞味期限、消費期限はきれているけれど、「まだ食べられる」ってことよくありますよね。あの期限は目安のことがほとんど。
ですが、「片づける!」って決めたなら、このわかりやすい期限は大きな味方です。一度しっかり片づけが終わるまでは、期限ぎれのものは一旦サヨナラしましょう。
冷蔵庫、冷凍庫のほか、調味料やレトルト食品、カレールウ、買いおきのカップ麺なども意外と古いものが見つかります。
「もったいないことをした」と思うのであれば次から買いすぎない、早めに食べる、ということを心がければいいのです。まだ食べられるものを捨てるということに心が痛むことだからこそ、同じ失敗をしないようになります。
防災の面からも、保存期間の長い食品のストックは大切です。古いものから食べながら保存する「ローリングストック」も意識しましょう。