●理想の50歳、現実の50歳
すべての画像を見る(全9枚)ーー持ち前の頭の回転の速さで物事を合理的に考えてこられたんですね…。先月50歳のお誕生日を迎えられたかと思うのですが、その瞬間はなにを考えられましたか?
関:未来の年齢だと思っていた50歳が、ついにきてしまった…! そう思いましたね。不自由に感じることとか、衰えていくなにか、といったものはありますが、それが変えられないならそのなかで楽しもう…! という、諦めやワクワクが入り混じったような気持ちで迎えましたね。
――先ほどお話伺った“関少年”からみて、今の関さんは自分が理想としていた50歳を迎えられたと思いますか?
関:小さい頃に思い描いていた50歳は、なんでも知ってて動揺もしないし、肉体的にも元気で…それこそもう仙人の入り口的なそんなイメージでした(笑)。でもいざ自分がなってみると実際は知らないことも多く、肉体は衰えてきても内面はまだ子どもだなって。ただ、今はいろいろ調べて勉強したり、挑戦したい気持ちにはなっているので、思い描いていた50代に自分が寄せにいこうとしてるのかもしれませんね。
あとは20代・30代のときにまだおこがましいとか早すぎるとか思って先延ばししていたことを、このまま謙遜ばかりしていたら、結局なにもできないまま終わるとすごく思いました。やれそうなことや多少無理をしたらできそうなことはどんどんやった方がいい。だからこれからは、自分自身をちょっと認めて称えながら、背中を押して、やれることを挑戦していきたいですし、この連載でもいろんな経験ができたらうれしいです!
☆今月の関智通信☆
今月は11月下旬から本番が始まる、劇団の公演準備に追われまくってます。2年前にコロナの影響で中止になったマジンガーZを原作にした舞台公演がマジンガーZ誕生50周年の今年、満を持してついに復活します! ぜひ遊びにきてくださいね。