子育てがひと段落した50代。これからの暮らしを考えて、家具などの買い替えを検討する、絶好の機会です。「この年代で家具やカーテンを選ぶときに大切なのは、60代、70代の暮らしを考えて選ぶこと」と話すのは、インテリアコーディネーターの木村充子さん。自身も実践している、年齢をかさねても使いやすい家具やカーテンを選ぶポイントを、アイテムごとに語ります。

ダイニングチェア
50代からの家具選びで大事なことは、ストレスなく気持ちよく暮らしていけるか
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チェアは軽く動かしやすいものを選ぶ

1日に何度も引くチェアは、軽いものを選ぶと身体への負担が少なく、年齢をかさねても安心です。

 

布張りやペーパーコードの座面のチェア

そこでおすすめなのが、布張りもしくはペーパーコードの座面のチェア。板座のものよりも軽くてからだになじみやすく、50代の筆者でも片手で軽々と動かせます。また背もたれがつかみやすく、動かしやすいデザインのものを選ぶこともポイントです。

 

ソファはコンパクトで、家でカバーを洗えるものを選ぶ

1人がけサイズのソファを2台並べる

ソファは、ひとりでも動かせるコンパクトなものを選ぶと、生活状況に応じて気軽にレイアウトを替えることができます。おすすめは、1人がけサイズのソファ2台を並べて、2人がけソファとして使うこと。

 

ソファの間にテーブルをはさんで使うこともできる

このように、ソファの間にテーブルをはさんで使うこともできます。

 

パーソナルチェア風のレイアウト

さらに、パーソナルチェア風のレイアウトにすることもできます。

 

カバーを外して家で洗濯ができる

また、汚れてもカバーをはずして家で洗濯ができるカバーリングソファを選ぶと、面倒になりがちなメンテナンスが簡単にでき、長く気持ちよく使えます。

 

お掃除ロボット

一方、年齢を重ねるにつれて立ったり座ったりがつらくなるので、ソファの座面は高めに。脚が12㎝以上あるとお掃除ロボットも通ります。座面の素材も固めで沈み込みすぎないものが、50代からは適しています。