秘密の通路も! スペースを使いきることで広々と暮らす

リビングでくつろぐ田中さんと柳本さん家族
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2駅利用できるけれど、どちらからも徒歩15分。「そのうえ車が入れない私道に面した土地で、なにかと不便(笑)。そのぶん安かったんです。駅から離れているから静かだし、小さな子どもがいるので車が入ってこないほうが安心」という理由で柳本さんが購入した土地は、東西に長く約78㎡とコンパクト。

住宅が密集しているため、日差しが得られる2階にLDKと子ども部屋、1階に寝室と洗面、浴室を配置しています。

「敷地がコンパクトなので、寒い場所をなくしてすべてを使いきることで、狭さを感じずに暮らせるようにしています」と柳本さん。

小上がりでミニチュアのピアノを演奏する田中さん

2階LDKに隣接する小上がりでミニチュアのピアノを演奏する田中さん。天窓からの光が美しいこのスペースで、柳本さんや家族はゴロゴロしながら空を眺めたり、光の移ろいを楽しんだりして過ごすそう。

通路から顔をのぞかせる田中さん

コンパクトな空間を活用するため、階段の壁面には本棚を設置しました。リビングのベンチと小上がりとの段差部分に設けられた、階段踊り場への通路から顔を出す田中さん。大人がギリギリ通り抜けられるサイズだそう。「こんなところに抜け道が~!?」と田中さんもびっくり。

ソファに座る田中さん

玄関のガラスの引き戸を開けると、ゆったりとソファが配置された土間が広がります。ガラスの引き戸のおかげで明るく、開けると半屋外的な空間に。「オープンな玄関、おしゃれだな~」(田中さん)。

「玄関が広くて、部屋みたいに過ごせるのがいいですね」と、ソファでくつろぐ田中さんでした。

取材協力:エキップ/撮影:山田耕司/ヘアメイク:石川真理

情報は「住まいの設計2021年6月号」取材時のものです

 

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