高騰している建築費が気になります。しかし、限られた予算でも、壁紙を上手に使えば、おしゃれな家を実現することは可能です。地元工務店で家を建てた日刊住まいライターは、予算の関係で漆喰の壁や、板張りの天井を諦めてフェイクの壁紙に。さらにアクセントウォールも採用したところ、家事をしているときですら気分が上がる、目を楽しませるような家に仕上がりました。
すべての画像を見る(全8枚)漆喰の内壁を予算の関係で断念。漆喰風の壁紙を採用
筆者は、2年前に地元工務店で家を建てました。建てるにあたって、内壁のメインは、漆喰(しっくい)をと考えていました。ただ費用が高く、予算の関係で諦めることに。
そこでメインの壁に採用したのが漆喰風の壁紙です。本物の漆喰とはやはり違いますが、手触りも少しザラザラしている感じもあり、見た目も安っぽくありません。漆喰っぽい感じがするので気に入っています。
筆者は震度5強以上の地震を2度経験していますが、その際に壁紙は、破れやひび割れのようなものはありませんでした。おそらく本物の漆喰であれば、割れていたのではないかなと思います。
漆喰は割れても修理はできるでしょう。でも、修理する必要もない壁紙を選択してよかったと思っています。
キッチン、寝室の天井は木目調の壁紙を使用
本当はキッチンの下がり天井と寝室の天井は、本物の木を張りたいと考えていました。しかし、こちらも予算の都合で諦めることに。
上の写真は、木目調の壁紙を貼ったキッチンの下がり天井です。見た感じ、違和感はまったくありません。
こちらは、天井に木目調の壁紙を貼った寝室です。非常におしゃれで気に入っています。本物の木ではないので、よく見ると凹凸は感じられません。でも、思った以上に木っぽく見えます。
夫婦のクローゼットはそれぞれ柄物の壁紙に
寝室の奥にあるクローゼットは、あまり目につくところではないので、おもしろい壁紙にしたいと考えていました。夫婦それぞれのクローゼットで柄を変えています。
筆者の利用するクローゼットはジャングル柄。
妻用が利用するクローゼットは花柄を選びました。
かなり変わったクロスにしたので、住み始めてから後悔するか心配でしたが、やってよかったです。自分でもクローゼットで服を選ぶときに、いつもおもしろいクロスだなと思っています。